人喰い部族の料理アクションゲーム『カンニバルクッキング』5月20日に配信へ。人間を狩って食材にし、神に料理を捧げる

 

ベルギーのインディースタジオRocket Vultureは5月7日、料理アクションゲーム『カンニバルクッキング(Cannibal Cuisine)』を、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに5月20日に配信すると発表した。

『カンニバルクッキング』は、人気料理アクションゲーム『オーバークック』のスパイシーなオマージュとして、ちょっぴりバイオレンスな要素を振りかけた作品だという。舞台となるのは人喰い部族の島。ここに存在するフーチョーブー神がお腹を空かせており、島民はこのままでは食べられてしまうと身の危険を感じることに。そこでプレイヤーである島民は、代わりに観光客を狩って食材とし、神々に捧げる料理を作るのだ。

ステージは24種類用意され、ジャングルや寺院、ビーチ、火山など、島全体を回る形で進行。いくつかの小島に分かれていたり、海の桟橋を組み合わせていたり、あるいは炎が吹き出る通路があったりと、ステージの構成はさまざまだ。ゲームプレイにおいては、フーチョーブー神から作るべき料理が指定されるため、必要な食材を確保して調理し、そしてフーチョーブー神のところまで持っていき、そしてまた次に指定される料理に取り掛かるという流れとなる。

野菜や果物に関してはステージ内のどこかに置かれているため、そこまで取りに行くだけで良いが、フーチョーブー神に肉っ気が欲しいと言われた場合には、先述したように島を訪れた観光客を狩ることに。棍棒やフライパンなどで殴って倒し、肉や脳みそなどの食材に変えるのだ。肉にもバラ肉や手首などいくつか種類があり、レシピどおりの食材を組み合わせて、焚き火にてこんがり焼けば完成。フーチョーブー神に捧げれば、焼き加減などによって評価してくれる。

プレイヤーキャラクターには体力があり、観光客を襲う際には反撃を喰らうこともある。また、ステージのトラップなどによっても体力を削られ、ゼロになるとダウンしてしまう。一方、プレイヤーは神秘的なブードゥーパワーによって、体力を回復できるヒーリングトーテムを設置することが可能。ブードゥーパワーにはほかに、ダッシュしたり火を吐いたりといった能力もあり、調理中の食材に火を噴きかけると、焼き上がるまでの時間を短縮できる。

本作は、ソロあるいは最大4人での協力プレイに対応。対戦モードも用意されている。また食材を集めて料理をする以外に、迫ってくるトラップから逃げたり、アリーナにて観光客やそのボスとウェーブ制にて戦うゲームプレイも楽しめる。本作の人を狩って料理するというテーマは非常に残酷だが、ポップなビジュアルとハチャメチャ感のあるゲームプレイによって、コミカルなテイストに仕上がっていると言えそうだ。ちなみに、CEROレーティングは15歳以上対象のCである。

カンニバルクッキング』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに5月20日に配信予定。なおNintendo Switch版については、すでに国内でも予約受付とあらかじめダウンロードが開始している。価格は1450円で、5月31日までは25パーセントオフの1087円で購入可能だ。また、Steamではローンチまでの期間限定で体験版が配信予定となっている。興味のある方は、まずはこちらを試してみると良いだろう。