リズムアクションFPS『BPM: BULLETS PER MINUTE』発表。射撃・リロード・アクションでビートを刻みモンスターを蹴散らせ

インディースタジオAwe Interactiveは4月30日、リズムアクションFPS『BPM: BULLETS PER MINUTE』を発表した。『BPM: BULLETS PER MINUTE』は、FPSに、ロックミュージックでのリズムアクションと、ローグライク要素を組み合わせたゲーム。

イギリスのインディースタジオAwe Interactiveは4月30日、リズムアクションFPS『BPM: BULLETS PER MINUTE』を発表した。対応プラットフォームは、PCとXbox Oneについては確定しており、現在PS4版についてSIEと協議しているそうだ。発売時期は2020年8月を予定している。

『BPM: BULLETS PER MINUTE』は、1990年代のシューター作品から影響を受けたFPSに、ロックミュージックでのリズムアクションと、ローグライク要素を組み合わせたゲームだという。プレイするたびにランダム生成され構造を変えるダンジョンを舞台に、ヴァルキリーとなったプレイヤーは、アスガルドの世界の侵略を目指し地下からやってくる軍勢と戦う。世界観には北欧神話の影響もあるようだ。

FPSである本作のゲームプレイは、次々に襲いくるモンスターに立ち向かう、テンション高めでスピーディーな展開となることをうかがわせ、どことなく『DOOM』などのような作品を彷彿させる。プレイヤーキャラクターは5体のヴァルキリーから選択可能。それぞれ特徴的な長所と短所があり、また敵を凍らせたりテレポートしたりなどのアビリティも持っている。さらに、道中で発見できるアイテムを装備することでバフ効果を得ることもでき、そうしたアイテムは40種類以上用意されているとのこと。

本作の肝となるリズムアクション要素はプレイヤーのアクションに直結しており、リズムに合わせて銃を撃ったりリロードしたり、あるいはジャンプしたり回避行動をする形。トレイラーを見ると、画面上のレティクルを使ってビートを視覚化していることが分かる。敵もリズムに合わせてさまざまな攻撃を仕掛けてくる。装備する銃によって、攻撃力などの性能が変化するだけでなく、射撃/リロード時にどのようにビートを刻むのかも変わってくる。そして、リズムをひとつ外しただけで死に繋がるとのこと。一発で死ぬわけではないと思われるが、スクリーンショットを見るとHPは4つしかないようなので、わずかなミスであっても命取りになるということなのだろう。

モンスターを倒しダンジョンを潜っていく中では、合わせて7体のボスが登場。それぞれ個性的な行動パターンと攻撃を持っており、リズムに合わせて投射物を避けたり、溶岩で満たされたフィールドをジャンプで超えたりすることになるという。そしてすべてのボスを倒してダンジョンに深淵にたどり着くと、ヴァルキリーにとって古来からの敵であるニーズヘッグとの最終決戦が待っている。

FPSとリズムアクションを組み合わせた作品というと、パズルアクションゲーム『Q.U.B.E.』シリーズを手掛けたDan Da Rocha氏の新作『GUN JAM』が、ユニークなコンセプトであるとして先日大きな話題となった(関連記事)。同作の場合はリズムに合わせて銃を撃つ点では同じだが、『BPM: BULLETS PER MINUTE』とは異なり、流れてくるノートに合わせて撃たなければミスになる。そうしたプレイスタイルや、リズムアクションの幅広さという面で両作にはやや違いが見られるが、似たような作品が同時期に発表された形となった。ちなみに、本作の開発元Awe Interactiveの設立者David Jones氏は、かつてパズルアクションゲーム『The Turing Test』を手がけており、ここにも共通点が見られる。

BPM: BULLETS PER MINUTE』は、PC(Steam)/PS4/Xbox One向けに2020年8月配信予定。開発元によると、将来的にはNintendo Switch版も発売したいとコメントしている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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