海洋貿易シミュレーション『Port Royale 4』9月25日に発売決定。17世紀のカリブ海で交易ルートを築き、統治者として覇権を勝ち取れ


パブリッシャーのKalypso Mediaは、海洋貿易シミュレーション『Port Royale 4』を今年9月25日にリリースすると発表した。開発を手がけるのはGaming Mindsで、対応プラットフォームはWindows PC(Steam / Kalypso Store)・PlayStation 4・Xbox One・Nintendo Switch。また本日4月29日より、PC版のKalypso Storeにおける予約購入者限定でクローズド・ベータテストが開始されている。Kalypso Storeでは定価からディスカウントが適用されるほか、スタンダード・エディションおよびエクステンド・エディションを購入可能。後者にはデジタルサウンドトラックと、ゲーム内限定ボーナスコンテンツが付属している。

本作は17世紀のカリブ海にのさばる列強各国となり、覇権を争う海洋ストラテジーだ。プレイヤーはイングランド、フランス、スペイン、オランダの中から所属する国家を選ぶことになる。それぞれに異なる利点があり、違ったゲームプレイを楽しむことができるという。シングルプレイでは4つのキャンペーンをプレイすることができ、それぞれの国家で覇権を勝ち取るまでの道を歩むことができる。植民地の若き統治者となったプレイヤーは野心を胸に、小さな入植地を巨大な交易都市へと育て上げるのだ。

目的のひとつは、複数の島をつなぎ、カリブ海を覆う複雑な生産・交易のルートを紡ぎ出すこと。各都市の需要を把握して管理するマネジメント力だけでなく、海図を用いて荒れた海域を避け、崖や浅瀬を迂回するなどの航海技術も必要とされる。また海洋の冒険へ出るにあたり、プレイヤーは船団のリーダーを異なる4つのクラスのキャラクターから選択。「探検家」「商人」「バッカニア」「自由海賊」のそれぞれに長所・短所があるため、慎重に選択したいところだ。

ときにはライバル国家の都市を制圧したり、他国商船を拿捕したりすることも可能。一方でこちらを狙う海賊や私掠船にも目を光らせる必要がある。また、本作ではシリーズではじめてターンベース制の海戦を導入。最大8隻もの船が戦闘に参加し、戦略次第ではいかに不利な状況でも大逆転を狙うことができるという。

自国の総督が下す課題を達成し、名声を稼ぐことでより多くの建造物や船をアンロックすることができる。建造物の種類は50にもおよび、そのうち25が生産施設。ラム酒やぜいたく品などを製造することで交易に出すことが可能だ。都市計画をする際は生産性が最大になるように施設を配置し、効率と市民の幸福度をできる限り高めなくてはならない。また徐々に開放される船は、みな16~17世紀に実在した18種類の船舶になるとのことだ。

ベータ版にはチュートリアルと、スペインのキャンペーン全編、そしてフリーモードが含まれる。残念ながら日本語への対応はアナウンスされていないが、ストラテジーと海洋ロマンに興味のあるプレイヤーは今からゲームに触れてみるといいだろう。『Port Royale 4』は9月25日にリリース予定で、対応プラットフォームはWindows PC(Steam / Kalypso Store)・PlayStation4・Xbox One・Nintendo Switch。現在、PC版のKalypso Storeにおける予約購入者のみクローズド・ベータテストに参加することができる。