水彩アドベンチャー『GRIS』売上100万本突破。その美しさがクチコミ呼び込む


インディースタジオNomada Studioは4月19日、『GRIS』の売上が100万本を突破したと発表した。本作は、2018年12月13日にNintendo Switch版が、翌14日にPC版がSteam/Humble Store/GOGにて発売。2019年8月にはiOS版がリリースされ、11月にはPlayStation 4でも配信されている。架け橋ゲームズのローカライズにより日本語に対応している。

『GRIS』は、横スクロールの2Dアクションゲームだ。人生で辛い体験をしたことによって、自分自身の世界に迷い込んでしまった女の子Grisが、悲しみに暮れながら薄れゆく世界を旅する。ステージとしては、遺跡のような場所や森林地帯など複数の環境が登場。先に進むための鍵となる光を集めながら、もしくは謎解きをしながら旅を続ける。旅路の中でGrisの世界は色鮮やかになっていき、彼女自身も精神的に成長していく。

本作は、水彩で描かれたような幻想的で独特な世界観とアニメーション、言葉を使わずに伝える繊細なストーリー、場面ごとの状況を伝える美しい音楽など、アートゲームとして高い評価を獲得。The Game Awards 2019にてGames for Impactを獲得するなど、数多くのアワードで表彰された。発売3か月近く経過した時点で売上30万本を突破していた。1年5か月をかけ、100万本という大台を突破したという。売上の裏に、ゲームの評価の高さに起因した、クチコミ効果が存在したことに疑いはないだろう。

Nomada Studioは、今回のマイルストーン到達にあたって、開発チームや家族、パブリッシャーのDevolver Digital、そしてプレイヤーに感謝の意を伝えている。同記録の達成については、ソニー・インタラクティブエンタテインメントにてインディークリエイターの発掘や育成を支援するイニシアチブのヘッドを務める吉田修平氏など、数多くの人々が祝福を寄せている。

『GRIS』は現在、PC版がSteamにて半額セール中。本日20日深夜まで865円にて購入可能なので、未プレイのユーザーは購入を検討してみてほしい。