『Cartonfall: Fortress』1000円でSteam早期アクセス配信開始。ダンボール要塞で、10日間の生き残りを目指す防衛ストラテジー

 

インディーゲームスタジオkuklam studiosは本日4月17日、『Cartonfall: Fortress』の早期アクセス配信を開始した。価格は1000円。日本語インタフェースに対応しているものの、アイテム表記が文字化けしているため、修正を待ちたいところ。

『Cartonfall: Fortress』は、敵群のウェーブから拠点のシンボルとなる旗を死守し、10日間の生き残りを目指す防衛ストラテジーゲームだ。初期マップには、ほのぼのとした雰囲気を持つ住宅街の空き地が用意されており、各オブジェクトの配置はランダム生成される仕組み。敵群のウェーブが拠点に押し寄せる間にインターバルがあり、防衛の準備を進めていくこととなる。防衛の要となるのは、ブロック状に形成されたダンボールによる要塞建築だ。どこかで見たような壮大な城を再現してもいいし、ダンボールを空高く積み上げ、とんでもなく高い塔を作ることも可能。旗の周りを適当に囲うだけでも様になる。要塞の設計図はなく、プレイヤーの赴くままに建築することができる。

拠点の建築が完了したら、敵の撃破に必要な武器やトラップを用意する。武器の種類は、単体に有効な銃、広範囲の攻撃手段となる手榴弾や空中を一直線に飛ぶ爆撃機に分けられる。これらは、武器種に対応するパーツと弾薬を組み合わせることで作成可能。弾薬には火・雷・爆・毒といった6種の属性があり、材料とした弾薬によって武器の効果が変化する。爆薬を用いた武器は瞬間火力が高く、雷属性の武器は広範囲に有効など、それぞれの属性武器を切り替えながら効率良く敵群を倒していくことが攻略の鍵となる。また、トラップは敵が近づくと、弾薬が続く限り自動で発動するようになっており、敵を撃ち抜くガンタレットや敵を炎上させるファイアタレット、毒による継続ダメージを与えるポイズンタワーなど、効果的に配置することで武器よりも強力な防衛手段となるだろう。

建築や武器・トラップの作成を行うには素材が必要。素材はゲームスタート時に一定数持っており、フィールド上に存在する植物や小屋からも入手することもできる。ただし、10日間生き残るだけの数は用意されていない。そのため、一定間隔で素材を生成するジェネレータの作成も不可欠だ。それぞれ生成する素材が異なる5種類のジェネレータがあり、中には回復アイテムを生成するものも用意されている。自身の戦術にあわせたジェネレータを増産していこう。

日数が経つごとに激しさの増す敵のウェーブからダンボール要塞を守り、10日間生き残れば晴れてゲームクリアとなる。クリア時には、成績に応じた数の「金色のノーム」を獲得、ノームを使って新たなマップや武器のアップグレード要素を解放することができる。本作の難易度は3段階用意されており、難易度を上げていくことでノームの獲得数も上昇する。モードについては、先述したサバイバルモードの他に、無期限に建築・防衛を楽しむエンドレスモード、丁寧なチュートリアルも完備されている。さらに、特殊な敵が登場する時限イベントも開催されるようだ。

早期アクセスながらも、自由な建築要素と多様な戦略性を兼ね備えた本作。今後の正式リリースに向けて、さらなる改善と要素拡大に期待を寄せたい。

防衛ストラテジーゲーム『Cartonfall: Fortress』は、本日4月17日よりSteamにて早期アクセス配信中だ。