退廃イギリス暮らしゲーム『Landlord’s Super』5月1日Steam早期アクセス配信開始へ。土木作業し、酒飲んで放尿する無常生活


イギリスのインディースタジオMinskworksは4月15日、『Landlord’s Super』を2020年5月1日よりSteam早期アクセス配信開始すると発表した。すでにゲームのコアループとゲームプレイ部分は出来上がっており、早期アクセスによるフィードバックに応じながら、世界を拡張していくという。早期アクセス期間は1年が予定されているが、アイデアが膨らむことで期間は延びていくだろうとしている。

『Landlord’s Super』は、一人称視点で展開されるオープンワールド生活シミュレーター。本作の舞台となるのは、West Berklands。すべてが悪化している、イギリス中部に位置する架空のエリアだ。時は1980年代。鉱山は閉鎖され、多くの人々が失業し酒に入り浸っている。そんな時代で、プレイヤーはハンマーとレンチを抱え、生活をしていく。貧しさを堪能するもよし、他の人と共に力を合わせ国にプレッシャーをかけてもいいだろう。生き方は、己で選択するのだ。

本作ではイギリス文化がかおる街で生活していく。しかし何をするにしてもお金が必要。お金については、大工作業をすることで稼ぐことができる。カタログを見て電話で建築部品を注文し、クレーターで物を運ぶ。荒れ果てた場所を整地し、しっくいで壁をつくるなど、精力的に建築作業に勤しまねばならない。扉など家の立て付けは、ネジをつけるレベルから始める必要がある。時には高所でレンガを取り付ける作業をすることもあるだろう。

※ ひたすら土木作業をするゲームプレイ映像

道路を塗装中に車にはねられることもあるが、嘆いてはいけない。レンガを窓に投げて反撃してやろう。エナジーがなくなるまで、地道な土木作業をするのだ。肉体労働をした後は、酒を飲むに限る。バーで思いっきり羽を伸ばそう。しかし飲みすぎには注意。尿意がたまり思わず酒場で放尿してしまえば、たちまち出禁になってしまう。ハメ外しもほどほどに。

『Landlord’s Super』は、生活シムに大工要素を持ち込み、かつ80年代イギリスの退廃的な雰囲気を盛り込んだ作品になるようだ。開発元のMinskworksは、旧東欧諸国を舞台にボロ車を修理しながら目的地に向かうドライブゲーム『Jalopy』を手がけたスタジオ。本作でも、らしさあふれる自由度と奇妙さが堪能できることだろう。

※ 飲みすぎて放尿し店に出禁を告げられるゲームプレイ映像

『Landlord’s Super』は、5月1日よりSteamにて早期アクセス配信開始予定だ。