『Death Ray Manta』殺人光線が目と脳を焼き尽くす、サイケデリック全方位シューター

第4回Free Game Saturdayで紹介する『Death Ray Manta』は、サイケデリックな全方位シューティング。派手に輝くグラフィックは、まさに殺人光線である。開発を手がけたのはRob Fearon氏。

Free Game Saturdayは、アルファやベータ版、購入者が金額をゼロから決められる“Name your own price”を問わず、主にPC向けの無料で遊べるフリーゲームを紹介する週間連載。第4回では、強烈な光の輝きが特徴的な全方位シューティング『Death Ray Manta』を紹介する。

 

Death Ray Manta

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『Death Ray Manta』はサイケデリックな全方位シューター。派手に輝くグラフィックは、まさに殺人光線である。開発を手がけたのはRob Fearon氏。発売当初は有料で販売されていたのだが、今年の2月にフリーウェアとなった。ダウンロードは公式サイト(サイドバー上部から)、またはitch.io(Name your own price)から可能。iOS版(360円)もあるのだが、操作性と派手さの面を考慮するとPC版のほうがいいだろう。

プレイヤーの自機はMantaである。Xboxゲームパッドを使用するなら左スティックで移動し、Aボタンで射撃をおこなう。各ステージに出現する敵をすべて倒せばクリアとなる。攻撃を支援してくれるアイテムがひとつだけ登場するが、機体をパワーアップさせていくといった要素はない。残機制ではなく一度死ねばゲームオーバー。コンティニューはできない。きわめてシンプルなスコアアタック型のシューティングであり、その派手さには目を見張るものがある。

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『Death Ray Manta』の難度はなかなか高い。といっても敵のAIが優れているとか、自機の攻撃が弱いといった理由ではなく、本作の特徴である強烈な光――殺人光線に目をやられるからである。とくにステージ開始時の輝きは強く、何も考えずに動き出すと障害物に衝突してゲームオーバーをむかえてしまう。さらに長時間遊ぶほど頭がぼんやりとし、自機なのか自機が発する弾なのか、それとも敵か障害物なのかの判断がしづらくなり、死んだ原因すらわからなくなる。まさにサイケデリックである。

ゲームオーバー後に即リトライできる手軽さも『Death Ray Manta』の良い点である。これのおかげでサイケデリックな状態が途切れることなく遊び続けることができる。派手さの面では『Beat Hazard』に通ずるものがあるかもしれないが、サイケ度に関しては本作に軍配が上がる。

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強い光の輝きに抵抗がない、精神的にどこか遠くに行きたい、そういった方なら『Death Ray Manta』をプレイしないという選択肢はないだろう。何も考えずに、ただひたすら敵を倒し続けるだけで陶酔状態を味わえるのだから。

Shinji Sawa
Shinji Sawa

ゲームはジャンルを問わず遊びますが、1回のプレイ時間が短いものが好きです。FPSやRTSは対戦モノを積極的にプレイします。しかし緊張するとマウスを持つ手が震えるタイプでもあります。

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