
お役立ち記事・英傑編成、育成講座
『シヴィライゼーション: 時代と盟友』(以下、シヴモバ)の核となる要素の一つが、英傑の編成と育成だ。どう組み合わせるか、どんな方針で育てるかに頭を悩ませている人も多いだろう。
本稿では、リリース直後から「シヴモバ」をプレイしている筆者が、英傑の部隊編成や、育成の際に意識しているポイントを紹介する。ゲーム内だけではわかりづらい情報もあるため、編成や育成の方針に迷っている人は参考にしてみてほしい。

「英傑人気度」をどれだけ重視するか
英傑には星1~5までのレアリティがあり、やはり星5の英傑が強い。しかし星5英傑の中にも「英傑人気度」というランクが設定されており、「精鋭」「伝承」「神話」の3種類がある。人気度は英傑詳細画面の英傑の名前の上に表示される。

基本的には神話>伝承>精鋭の順で能力値やスキル効果が高く、入手難度も高い。しかし最も重要なのは、英傑同士の組み合わせだ。
たとえばヴィクトリア女王は能力値の高い、伝承の英傑だ。固有スキルで味方に付与する「連撃」は、通常攻撃回数を増やし、コンボスキルを発動しやすくするという効果となっている。強力なスキルではあるが、残りの英傑にコンボタイプの英傑がいないと効果が半減する。

逆に精鋭の英傑のなかでも、強力なコンボスキルを持つトミュリスと、通常攻撃回数増加のスキルを持つマリア・テレジアの組み合わせは非常に強力だ。編成次第では、精鋭のみの部隊でも、伝承の英傑がいる部隊に勝てる可能性は十分にある。そのため、無理に人気度が高い英傑のみで編成するのではなく、スキル効果や相性を考えて、適切な星5英傑を編成するのがいいだろう。


ちなみに、特定の英傑が3体揃うと「運命」という追加効果が発生するが、運命が発生する組み合わせは相性がいいものが多い。また、アシスタント機能では相性の良い編成の見本を見ることができる。一部分だけでも取り入れることで、部隊を強化できるだろう。



どのポジションに置くべきか
部隊には「指揮官」「中軍」「前衛」の3つのポジションがあり、ポジションごとに役割が異なる。重要なのは英傑の攻撃距離だ。
攻撃距離は、英傑が現在位置から何マス先まで通常攻撃ができるかを表す。戦闘は自分の部隊と相手の部隊が1列に並び、横6マスで展開する。たとえば指揮官ポジションに攻撃距離2の英傑を置いても、相手に通常攻撃が届かない。そのため、前衛・中軍・指揮官と奥に行くほど、攻撃距離が長い英傑を配置するのが理想だ。裏を返せば、前に行くほど相手の攻撃を受けやすいため、前衛には防御力の高い英傑を置きたい。

以上の理由から、基本は指揮官にアタッカー、中軍にサポートやヒーラー、前衛にタンクを置くのがセオリーだ。英傑についている「攻撃」「補助」「盾」といったタグ名が参考になるだろう。もちろん全員アタッカーにするなど尖った編成も可能だが、その場合は攻撃を受ける前に勝ち切る、といった戦略が必要になる。

ちなみに、スキルにも有効距離が存在する。ポジションによっては相手に当たらない可能性もあるので、基本的には英傑の攻撃距離と同じか、それ以上の有効距離のスキルを装備するといいだろう。なお、「強気」といった攻撃距離を伸ばす効果のあるスキルに関しては、伸びるのはあくまで通常攻撃の距離だ。スキルの有効距離は伸びないので注意してほしい。



各能力値の役割と、代表的な英傑
英傑は、「攻撃」「防御」「知力」「敏捷」「攻城」の5つからなる基礎能力値を持っている。どの能力値が必要かは、部隊の方向性や配置するポジションによって異なる。以下では各能力値の役割と、各能力値の高い代表的な英傑を紹介する。
まず攻撃は、通常攻撃や攻撃属性のスキルの与ダメージに影響する。攻撃の要となる数値のため、攻撃が高い英傑はなるべく指揮官ポジションに置き、受けるダメージを抑えたい。攻撃値の高い代表的な英傑は「シモン・ボリバル」「ネブカドネザル」「白起」「トラヤヌス」「ウィリアム・ウォレス」など。

そして防御は、通常攻撃と攻撃属性のスキルの被ダメージに影響する。攻撃を受けやすい前衛や中軍ポジションの英傑には、なるべく防御が高い英傑を配置しておきたい。防御値の高い代表的な英傑は「源義経」「ジャンヌ・ダルク」「マルクス・アントニウス」「ウィリアム・ウォレス」「スパルタクス」など。

知力は、知力属性のスキルの与ダメージと被ダメージに影響する。いくら防御値が高くても、知力被ダメージは知力値により上下するため注意が必要だ。知力は知力ダメージ系スキルや回復、一部の補助スキルにも影響を与えるので、最も汎用性が高い能力値となっている。知力値の高い英傑は、アタッカーであれば指揮官、サポートであれば中軍ポジションに置くのがいいだろう。知力値の高い代表的な英傑は「李成桂」「始皇帝」「孫武」「ナポレオン」「ジョージ・ワシントン」など。

敏捷は、戦闘時の行動順に影響する。戦闘ではターンごとに敏捷が高い英傑から行動できる。そのため味方のバフや敵への状態異常を与えるスキルは、敏捷が高い英傑に装備すると、先に効果を発揮でき有利だ。また、マリア・テレジアやカジミエシュなど、敏捷値がスキル効果に影響を与える英傑も存在する。敏捷値の高い代表的な英傑は「サラディン」「トラヤヌス」「ウィリアム・ウォレス」「ジャンヌ・ダルク」「真田幸村」など。

攻城は、建造物へのダメージ量に影響する。白兵戦では意味がないが、攻城戦や兵器・飛行部隊への編成の際に気にしておきたい数値だ。攻城値の高い代表的な英傑は「アルキメデス」「ネブカドネザル」「シモン・ボリバル」「キュロス大帝」「ヨディット女王」など。


英傑を強くするために無課金でできること
ここからは、無課金でもできる英傑を強くするためのポイントを、各項目ごとに紹介する。
行動力:英傑のレベル上げに必要な経験値は、行動力を消費し、戦闘することによって得られる。そのうえで最も重要なのは、「行動力を無駄にしない」ことだ。行動力は3分で1回復し、どんなに減っていても7時間半で最大の150まで全回復する。そのため、なるべく演習や占領などで戦闘させ、行動力を余らせないようにしておきたい。

特に、初心者期間の1日目は行動力消費が約半分の8ポイントになるので、1日目はいかに戦闘を繰り返して、英傑のレベルを上げられるかが重要となる。また、序盤は民兵が少なく、民兵が尽きて戦闘ができなくなってしまうことが多い。戦闘回数を増やすため、なるべく確実に勝てる相手を選んで兵損を少なくするといいだろう。

なお、通常は深夜(午前1時~7時まで)になると行動力消費が30ポイントになるが、初心者期間の1日目のみ、深夜帯でも行動力消費は8ポイントである。

ちなみに初心者期間は、部隊から英傑を外しても民兵が100%返還される。そのため小技として、英傑の行動力が無くなったら別の英傑に付け替える、という方法で民兵が尽きるまで戦闘し続けることもできる。手間はかかるが、後でサブ部隊として運用したい英傑を事前にレベルアップしておくことが可能だ。メイン部隊の行動力が無くなりやることがない、初心者期間を最大限に活かしたい、といった人はやってみてもいいだろう。


スキル:基本的には、メインとなる部隊に最も強いスキルとスキルXPを集中させ、最強の状態にしておくのがおすすめだ。ただ、スキルは出征中を除き、いつでも付け替えやスキルレベルのリセットができる。

そのためメイン部隊が行動力が尽きた、重傷を負ったなどの理由で動けないときに、強いスキルやスキルレベルをリセットし、サブ部隊に付け替えることで、強化した状態で戦闘をさせることができる。この方法では複数部隊を同時に戦闘させることが難しく、付け替えの手間がかかるため効率は落ちるが、より強い相手と戦えるため経験値が貯まりやすい。

なお、部隊のステータス確認画面では、ワンボタンで部隊の全スキルのレベルリセットや最大レベルへのレベルアップ、サブスキルの忘却が可能だ。特にリセット・レベルアップは数回のタップで済むうえ、スキルXPがある程度貯まっていれば相当強化されるので、これだけでも習慣的にやっておくのがおすすめだ。


また、同じ画面上にある「布陣をセーブ」でお気に入りの編成を登録しておけば、「布陣切替」で簡単にスキルや兵種を付け替えられる。スキル付け替えの手間が無くなり、レベル上げの効率が上がるのでこちらもぜひ活用しよう。

建造物:序盤で敵に勝てないと感じたら、「王立子弟学校」を建設するといいだろう。これは部隊に割り当てられる兵力を上げる建造物で、兵力はダメージ量や体力に直結するため、戦闘においては最重要の建造物だ。レベルアップに相当長い時間がかかるので、「建設加速」アイテムがある場合は使ってしまおう。

次に重要なのは、部隊に組み込める兵種のコスト上限を増加させる「謁見の間」だ。高コストの兵種は時代が進まないと手に入らないため、現状で必要なコストの分だけレベルアップさせれば良い。ただ、レベルアップには資源消費が多く時間もかかるため、ある程度余裕をもってレベルを上げておくのがいいだろう。

民兵上限や、民兵の補充速度を増加させる「訓練所」や「動員ホール」のレベルを上げるのも非常に効果的だ。民兵の数=戦闘可能な回数=経験値量になるので、英傑のレベル上げに役に立つ。

時代が中世まで進んでいる場合は、「時代ホール」のレベルも上げておきたい。時代ホールがある状態で、部隊の兵種を同時代のもので揃えておくと能力値ボーナスが発動する。最大で攻城を除く各能力値が10%増加するので、なるべく同時代の兵種で揃えることを意識しておくといいだろう。

他にも「兵舎」や「士官学校」といったステータスを増加させるものや、士気上限を増加させ、遠方での戦闘時に攻撃力が下がりにくくなる「アリーナ」といった建造物もある。英傑のレベルやスキルだけでなく、建造物でも部隊を強化する意識を持っておくと、戦闘で勝ちやすくなるだろう。

文明:英傑の育成において、おすすめの文明は「中国」と「アメリカ」だ。中国は土地の守備隊との戦闘時に獲得するXPが+20%、アメリカは戦闘時の獲得XPが+10%になる文明特性を持っており、英傑のレベルが上がりやすい。また、どちらも行動力上限が200になる特性を持つため、戦闘回数を増やすことができる。特に中国は民兵訓練時の資源消費が-10%されるなど、序盤の英傑育成に役に立つ特性が多い。他の特性も見比べつつ、最適なものを選択してほしい。


部隊に組み込まない星5英傑の使い方
部隊に編成していない星5英傑は、基本的には分解してスキルにするのがおすすめだ。次点で、兵種や称号を解放する素材にしてしまうのがいい。ただし基本的に星5英傑は星4以下の英傑より攻城値が高いので、サブ部隊の枠が余っている場合は、レベルを上げて兵器部隊や爆撃用の部隊に組み込むのもいいだろう。


能力値の振り分けは自動でいいのか
英傑のレベルが10上がるごとに、振り分けられる能力値を10ポイント獲得できる。各英傑にはおすすめの能力値が設定されており、基本的にはおすすめのとおりに振り分けてしまってOKだ。

一方で、攻撃型の英傑に前衛を任せるために防御に割り振るなど、通常とは異なる立ち位置で使う場合は違う能力値に振り分けてもいい。ただ基本的には、その英傑が持っている基礎能力値と兵種によるレベルごとの成長率ボーナスの影響が大きいため、大幅な変化は期待できない。あくまでプラスアルファの要素だと思っておくといいだろう。
ちなみにポイント振り分けは24時間に1回無料でリセットでき、それ以外に20ゴールドを支払うことでも振り直しができる。

英傑の訓練をするタイミング
英傑は戦闘の他に、英傑XPを消費して「訓練」することでもレベルアップできる。基本的には戦闘によりレベルを上げるのが良いが、以下の3つのパターンに当てはまる場合は訓練が効果的だ。
①「弱い英傑のレベルを一気に上げたいとき」
②「20、30、40などキリのいいレベルに引き上げて英傑を強化したいとき」
③「ミッションクリアに必要なレベルまで上げたいとき」
①は、新たな部隊を作って1からレベルを上げなくてはいけない状況などが当てはまる。特にシーズン中盤以降は周囲に低レベルの土地が少なく、低レベルの英傑の育成が難しい場合もある。そんな時に訓練である程度英傑のレベルを上げると、周囲の土地でレベル上げができる状態までもっていくことが可能だ。たとえば訓練でレベル10まで上げるとサブスキルを1つ装備できるので、レベル4程度の土地でも問題なく勝てるようになる。

②に関して、英傑はレベルが10上がるごとに新たなサブスキル枠の追加や、振り分けられる能力値の追加、兵力の大幅な増加などにより全体的に強化される。そのためレベル19や39の時に訓練してキリのいい数字にすると英傑の能力が強化され、より早く強い相手と戦えるため、レベル上げには効率がいい。部隊内で1人だけ29レベルの英傑がいる時など、英傑のレベルを揃える目的で訓練するのもいいだろう。

③は、ゲーム内ミッションとしてしばしば登場する「英傑がLv.〇〇に到達」という項目に関するものだ。各ミッションのクリア報酬は豪華だがチャプターが分かれており、そのチャプターのミッションをすべてクリアしないと次に進めない。そのなかでも「英傑がLv.〇〇に到達」のミッションは時間がかかるため、チャプターの最後に残ってしまうことが多い。そんな時に訓練で英傑のレベルを上げミッションをクリアし、次のチャプターに進みさらなる報酬を得る、という使い方ができる。

なお②と③に関しては、高レベルの訓練になるほど英傑XPの消費量が加速度的に増加するため注意したい。また、訓練で上げられるレベルの上限は所有する土地のレベルによって決まる。たとえばレベル10の土地を所有していると英傑をレベル40まで訓練できるので、できるだけレベルの高い土地をひとつでも獲得することを意識するといいだろう。連盟のサポート改良機能を使って改良してもらうと、自分の実力を超えた土地を所有できるので活用したい。

*使用しているゲーム画面は開発中のものです。
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・ゲームについて
『シヴィライゼーション: 時代と盟友』は、「シドマイヤーズ シヴィライゼーション」シリーズの世界観を継承し、人類史に沿って文化・文明を発展させていくモバイルSLG(シミュレーションゲーム)だ。現在iOS/Android向けに、基本プレイ無料で配信中。