お役立ち記事・「蒼海の制圧」キャンペーンのルールと特徴


「蒼海の制圧」キャンペーンのルール


6つの地域ごとに争う派閥モードが特徴だった前回のキャンペーン「鋼鉄の最前線」。今回の「蒼海の制圧」では派閥ではなく、連盟ごとのランクで順位・報酬が変化するという従来のかたちへと戻った。

バビロンの占領や所有する大遺産の数でランクが変わるといった大枠のルール、それぞれのランクに必要な遺産の数は以前と変わらない。そのため、シーズン3以前から参加していたプレイヤーは遊び慣れた感覚でプレイできるだろう。

また、「蒼海の制圧」ではシーズン3で実装された「海戦」が復活。中央のノースランド・サウスランド・バビロン周辺を主としてふたたび海が現れ、船舶を用いた地上とは異なる戦いが展開される。

一方で、船舶には新たな能力を持つものが多数追加されており、海戦の感覚はこれまでと異なる。以下では新しい船舶の特徴・使用方法を解説する。

新船舶①:輸送船


輸送船は、産業時代に「鉄の船体」の技術を研究すると使用可能になる船舶だ。最大の特徴はその名のとおり、地上部隊を水上輸送できること。港湾から海に出た輸送船は、海に面した沿岸の土地に船を「展開」し、地上部隊を乗せて移動できる。任意の沿岸で下船させれば、船舶を持たない地上部隊でも海を越えられるという仕組みだ。乗船・下船場所は港湾に限らず、沿岸の土地であれば基本的にどこでもおこなえるため、港湾の守りを固める敵軍の裏に回り込むなど、奇襲をかける際に有効な船舶となっている。

 

具体的に輸送するには、まず輸送船で海上側から沿岸の土地を指定し、「輸送船を展開」を選択する。展開には占領などと同じく行動力を消費するので注意が必要だ。1分の展開時間を経て、輸送船が「準備OK」の表示になれば乗船可能となる。

 

つづいて地上部隊で輸送船を指定し、「乗船」を選択。そのまま船にたどり着けば乗船する。ちなみに地上部隊側には、乗船時の行動力消費はない。

輸送船には10部隊まで収容可能。必要な部隊をすべて収容したら、「輸送船を撤退」を選択すれば移動可能になる。輸送中でもあらためて船を展開すれば、途中でさらに部隊を積み込むことも可能だ。なお輸送中に船が撃沈すると、収容した部隊もすべて重傷となるため注意してほしい。

地上部隊を下ろす際は、沿岸の土地を指定して「部隊下船」を選択する。輸送船側の行動力を消費するが、下船後地上部隊はすぐに行動可能だ。

新船舶②:航空母艦


航空母艦は、産業時代に「飛行甲板」の研究完了で使用可能になる。近未来には、上位タイプの「原子力航空母艦」も存在する。その特徴は飛行部隊に「護衛」させられること。航空母艦は飛行部隊を乗せることができ、収容中の飛行部隊に自身を警戒させておけば、移動しても飛行部隊が警戒したままついてくる。対空手段に乏しい船舶にとって心強い味方となるわけだ。航空母艦の周囲に船舶を配置すれば、比較的安全に海を渡れるだろう。

飛行部隊を収容するには、まず航空母艦の部隊より「増援を要請」を選択する。すると増援要請を連盟チャットに向けて発信するので、自身、あるいは連盟メンバーが要請に応えれば、飛行部隊を向かわせることができる。増援要請・増援自体には行動力は消費しない。

飛行部隊が到着すると母艦に収容されそのまま移動できるが、護衛させるには追加で母艦のいる土地を「警戒」する必要がある。警戒は通常と同じく飛行部隊の行動力を消費するが、一度警戒が始まれば、その後は母艦が移動しても警戒しながら母艦を追尾する。

母艦には最大5部隊まで収容できるが、ひとつの母艦に重複して警戒させることも可能。より盤石な体制を築きたいのであれば、なるべく多くの飛行部隊で警戒させたいところだ。自身の部隊だけでなく、連盟メンバーの支援も活用するといいだろう。

新船舶③:潜水艦


潜水艦は、産業時代に「初級潜水艦理論」を研究すると初めて使えるようになる船舶だ。近未来には原子力を利用した上位タイプも存在する。戦闘向きの攻撃型と、「水雷」を設置できる敷設型の2タイプにわかれており、どちらも潜水して水中に隠れられることが特徴だ。潜水中は通常見えなくなるため、海戦においての奇襲、あるいは偵察に有効。後述するソナーに補足されると敵に見つかるので過信は禁物だが、戦況をひっくり返す可能性を秘めた船舶である。

潜水するには、部隊メニューから潜水艦マークを選択すればよい。行動力を消費し、15分間水中に隠れられる。潜水中は移動での士気低下が50%減少し、連盟メンバー以外には見えなくなるので、敵の包囲網をかいくぐって後ろに回るといった行動も可能。攻撃型は敵のステータスを減少させる特性を持つため、特に奇襲に向いている。

交戦を仕掛ける、ダメージを受ける、ソナーに補足されるなどで潜水は解除される。潜水には20分のクールタイムがあるため連発はできない。浮上後に生きて帰りたい場合は、確実に勝てる状況で潜水を解除するように計算して動くといいだろう。

敷設型の潜水艦であれば、水雷を設置できる。5分間の設置時間が必要だが、一度水中に置けば潜水艦と同じく通常見つかることはない。水雷を設置した箇所に敵の船舶が通過すると、部隊に5000ダメージ、20の士気低下を与える。水雷は潜水中にも設置できるため、潜水して敵の周囲に水雷を設置、そのまま気づかれずに帰還するといった芸当も可能だ。ちなみに設置した水雷は10時間有効で、その後は自然消滅する。

水雷は5発まで所有でき、すべて設置すると1時間に1ずつ回復する。注意したいのは、水雷の所持数は船舶ではなく、プレイヤーごとに決まっているということ。つまりひとつの潜水艦で5発水雷を設置し、もうひとつの潜水艦でもう5発設置する、ということはできない。ひとりで弾幕を張るようなことができないので、特に広い海に設置する際は慎重に敵の通りそうな場所に設置しておきたい。

新船舶④:指揮艦


指揮艦は、産業時代に「ソナー技術」を研究すると使えるようになる。近未来には上位の「ミサイル指揮艦」も存在する。これは潜水艦に対処するための船舶だ。任意の箇所にソナーを設置することで、ソナーの範囲内の潜水艦や水雷を補足する。ソナーに捕捉された潜水艦をそのまま攻撃したり、発見した水雷を回避、あるいは破壊するなど、対潜水用の船舶として活躍する。

海上の指揮艦の部隊メニューからソナーのマークを選択することで、自身の半径3タイルの範囲内にソナーを投擲できる。設置されたソナーは一定時間有効で、その間周囲3タイルの潜水艦や水雷を検知する。検知したものは自分だけでなく連盟メンバーも確認可能になる。敵の潜水艦側はソナーに検知されたかどうかはわからないため、油断しているところをいきなり攻撃することも可能だ。

ソナーは3つまで所持可能で、7分に1つ回復する。潜水や水雷よりもコンスタントに実行できるため、ソナーは積極的に投げていくといいだろう。相手の潜水艦にとっては、指揮艦がいるだけで抑止力にもなる。

 

以上が新しい船舶の使用方法となる。過去登場した船舶の多くは引き続き使用できるため、新しい船舶と組み合わせながら海上での戦略を練り上げていくといいだろう。