格闘ゲーム『メルティブラッド:タイプルミナ』ネコアルクとマシュが8月19日無料で参戦へ。全キャラへの新技追加や、ノエルが中心となるボスラッシュ2も登場

 

Project LUMINAは8月8日、『メルティブラッド:タイプルミナ(MELTYBLOOD: TYPE LUMINA)』の追加キャラクター第3弾を、8月19日に配信すると発表した。ネコアルクおよびマシュ・キリエライトが8月19日15時より、無料で本作に参戦。あわせて追加キャラクターのストーリーやバトルステージも登場する。また8月19日には、アルクェイドおよびシエルの追加ストーリーやボスラッシュ2、全キャラクターへの新技追加を含む大型アップデートも予定されている。


『メルティブラッド:タイプルミナ』は、フランスパンが手がけてきた2D対戦格闘ゲーム『メルティブラッド』シリーズの最新作である。従来のシリーズでは、TYPE-MOONによる伝奇ノベル『月姫』の世界観がベースとなっていた。本作ではベースを、『月姫』のリメイク版『月姫 -A piece of blue glass moon-』へ変更。あわせて、グラフィックやシステムも刷新されており、装いを新たに戦いが描かれている。プレイアブルキャラクターとしては、現在18体のキャラクターが参戦中。また本作には各キャラクターのストーリーが用意されているが、ストーリーはTYPE-MOONの奈須きのこ氏が手がけている。

8月19日のアップデートでは、まずネコアルクおよびマシュ・キリエライトがプレイアブルキャラクターとして登場する。本作におけるネコアルクは、新たなパワーRe:makeに目覚めたセレブキャット(ルミアルク)。ネコなのに猫じゃない、アルクェイドと似ているものの関係性は誰にもわからないという、謎の怪生物である。

ストーリーでは、ネコアルクは本作の世界を侵略するべく、マシュ・キリエライトを連れて総耶市に登場。マシュや立ちはだかる敵などと、コミカルでフリーダムな会話劇が展開されていくようだ。プレイアブルキャラクターとしては、豊富に用意されたトリッキーな技とランダム性のある技でフィールドをかき乱す。リーチが短く攻撃を当てるには工夫が必要であるものの、攻撃によって多数の猫や助っ人が登場するなど、従来シリーズどおりコミカルな戦いが繰り広げられる。

マシュ・キリエライトは、人理継続保障機関フィニス・カルデアに所属する、英霊との融合を果たしたデミ・サーヴァント。『Fate/Grand Order』では、マスターと共に人理修復の旅路を歩む、クラス・シールダーの少女である。本作のストーリーでマシュは、あるトラブルから遠野邸に落下してしまい、街の異常を解決することになる。夜の総耶市を舞台に、『月姫』のキャラクターたちとの出会いや会話が繰り広げられるそうだ。


またマシュにはもう一つストーリーが用意されている。マシュBと銘打たれたストーリーでは、マシュは見たこともない世界に落下してしまう。そこでネコアルクに遭遇し、互いの目的のため協力することに。ネコアルクが関わっていることもあり、マシュBの物語ではコミカルな展開に期待できそうだ。またプレイアブルキャラクターとしてのマシュは、巨大な盾を使って戦うスタンダードな性能のキャラクター。盾で相手の攻撃を受け止めながら突進する技や、間合いの異なる複数の技などが用意されており、普段格闘ゲームをあまり遊ばないプレイヤーにもおすすめとされている。ネコアルクおよびマシュの追加にあわせてステージとして、ネコアルクたちが暮らす世界「グレートキャッツビレッジ・R」と、総耶の繁華街を表現した「運命の交差点」が登場。新規にステージBGMも用意されている。


アップデートでは、1人プレイ用の「STORY」にボスラッシュ2、アルクェイドB、シエルBの3シナリオが追加される。そのうちボスラッシュ2では、ノエルを中心とした物語が、奈須きのこ氏の描き下ろしにより展開。アルクェイドBおよびシエルBでは、奈須きのこ氏によるシナリオ原案・監修の元、『Fate/Grand Order』のゲストライターも務めるACPI氏によるシナリオが描かれる。アップデートにより演出が強化されており、アドベンチャーパートではドットで描かれたキャラクターが、アニメーションと共に画面内を動き回るそうだ。なお「TYPE-MOON TIMES 2022 Summer SP」内の芹沢鴨音氏のコメントによると、演出の強化は今回追加されたシナリオだけでなく、これまでに実装されていた分も対象であるそうだ。

追加コンテンツとしては、全キャラクターに5パターン分のカラーバリエーション・カラーパレットが追加され、カスタムカラー枠が3枠追加される。

また8月7日の発表によれば、今回のアップデートではバトルにも大規模な調整が施される。まずシールドに大きな変更が実施される。具体的な内容としては、硬直の増加を含むフレーム数の見直し、シールドホールド時にムーンアイコンが減少するように変更、一部攻撃がシールドで防げなくなるほか、ジャンプ攻撃をシールドすると着地硬直が増える仕様が配信されるなど、シールドが弱体化。本作の開発ディレクター芹沢鴨音氏によるビデオメッセージによれば、シールドはリスクの割に、成功時にターンが一気に交代しすぎていたため、今回弱体化となったそうだ。

バトル関連では、ムーンドライブの投げ無敵が削除され、すべてのキャラクターに新たな技が追加。必殺技を使ったコンボがつなぎやすくなり、新しいコンボが可能になるなど、多岐に渡る大きな調整となっている。バトルの調整方針としては、より自由に個性的に遊べることや、キャラクターの特性を伸ばす調整などが掲げられており、キャラクターごとにより個性的な戦いが展開されそうだ。そのほか、ランクマッチのランクの細分化や、リプレイモードの巻き戻しやコマ送りといった昨日の追加など、ゲームモードの改善も用意されている。

メルティブラッド:タイプルミナ』は、PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに配信中。8月8日時点で各プラットフォームでは、35%のセールも実施中だ。