『Fallout 3: Game of the Year Edition』Steam版にアップデート配信。「Games for Windows – LIVE」不要で起動可能に


Bethesda Softworksは10月12日、Steam版『Fallout 3: Game of the Year Edition』向けにアップデートを配信した。本作の起動要件となっていた、「Games for Windows – LIVE(以下、GfWL)」のインストールを不要にする内容となっている。

本作は、Bethesda Game Studioが開発し2008年にリリースされたRPG『Fallout 3』の、いわゆる完全版だ。ゲーム本編に加え、5つの拡張パックが同梱されている。高い評価を得た人気作ではあるが、上述のGfWLがサービスを終了したことで、Steam版は通常の手順では起動できない状態となっていた。


GfWLは、マイクロソフトがかつて展開していたPCゲーム向けのオンラインサービスである。オンラインプレイやフレンドの管理、メッセージ機能、実績機能など、当時のXbox 360向けのXbox LIVEと同様のサービスを提供。サービスを開始した2007年から2013年ごろまでに発売されたタイトルにて採用例があり、『Fallout 3』はそのひとつだった。

しかし、GfWLは2014年にサービスを終了。その後、GfWLクライアントの配布も終了したため、対応タイトルでは起動時の認証ができず、ユーザーはプレイできなくなってしまった。これを受けて一部のメーカーは、GfWLからSteamworksに移行するなどの対応を実施。『Fallout 3』に関しては、これまでGfWLを無効にする有志制作のModをユーザー側で導入するほかなかったが、今回のアップデートにて公式に対策された。

『Fallout 3: Game of the Year Edition』は、PC(Steam)向けに配信中(日本語非対応)。なお、すでに本作をインストール済みのユーザーが今回のアップデートを適用する場合は、一度ゲームをアンインストールし、再ダウンロードしてほしいと案内されている。