傑作FPS『Painkiller』シリーズ新作発表。長き時を経て蘇る、悪魔狩りスポーツ系一人称視点シューター

画像は過去作『Painkiller: Hell & Damnation』より
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Koch Mediaは6月11日、一人称視点シューター『Painkiller』シリーズ新作を発表した。対応プラットフォームはPC/コンソールで、発売日は未定。マルチプレイCo-opへの対応も予告されている。同作はSaber Interactiveとの共同パブリッシングというかたちで、Koch Mediaの新レーベルPrime Matter(プライムマター)よりリリース予定だ。

初代『Painkiller』は、2004年にリリースされた一人称視点シューター。初代の開発元は、『アウトライダーズ』の開発や、『Bulletstorm』や『フォートナイト』への開発協力で知られているPeopleCanFlyだ。悪魔や地獄の亡者を相手に大暴れする激しいゲームプレイを特徴としており、シングルプレイ/対戦マルチプレイともにプレイヤーの好評を博した。一部eスポーツシーンでも人気があり、Cyberathlete Professional Leagueのワールドツアーでは、『Quake III』や『Counter-Strike』などと共に同作が採用されていた。

初代『Painkiller』は、開発元が制作した独自エンジンによって動作しており、グラフィックは当時トップクラスの美しさを誇っていた。また、同作は現代のタイトルでは広く採用されている物理エンジン(Havok)をいち早く採用。倒した敵が物理演算で崩れ落ち、杭打ち銃で敵を仕留めれば壁に縫い留められるなど、当時としては革新的な演出を実現。ダークな世界で大量の敵を倒しまくるというゲームプレイは、シューターファンの印象に残るものだった。

画像は過去作『Painkiller: Hell & Damnation』より


2004年の初作リリース後から、拡張版や続編などのシリーズ作品は継続してリリースされていた。しかしながら、2012年リリースの『Painkiller: Hell & Damnation』を最後に、新作についてはここ9年間ほど音沙汰が止んでいた。同シリーズの名称が最近浮上したのは、昨年2020年のことだ。THQ Nordic GmBHの所有IPだった『Painkiller』と『Red Faction』のリリース権が、Koch Mediaに移管されたのだ。THQ Nordic GmBHは、Koch Mediaと親会社を同じくしている。

結果として、Koch Mediaから新作が発表された『Painkiller』。当時のシューターファンの印象に強く残っている作品だけに、この知らせを嬉しく思うファンも多いのではないだろうか。続編か、はたまたリブート作品となるのかなど、ベールに包まれた点も多いこの新作。今後の発表に期待したい。

『Painkiller』新作はPC/コンソール向けに発売予定だ。発売時期やコンソール版の対応機種は未定となっている。なお、販売元Koch Mediaは、6月12日4時からオンラインイベント「Koch Primetime Gaming Stream」を開催予定。本作についての新情報公開に期待したい。

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