VR斬撃ゲーム『SLASH OF BULLET』発表、Steamなどでリリース予定。縦笛舐めゲー開発者が手がける本格刀ゲーム

 

国内の個人ゲーム開発者kan.kikuchi氏は『SLASH OF BULLET』をVR向けに発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびApp Lab(Oculus Quest)で、価格は999円。2021年4月から5月の発売が予定されている。


『SLASH OF BULLET』は、剣を構え、斬撃を飛ばしてロボットを斬るVR斬撃シューティングゲームである。ゲームが始まると、煉瓦造りの街にロボットたちが現れ、プレイヤーへと襲いかかってくる。次々に出現するロボットたちを相手に、プレイヤーは一本の刀を使って対抗。敵を斬り伏せ、弾を切り払い、斬撃も使ってあらゆるものを斬っていく。トレイラーを見る限りではWave制で現れる敵を相手に、プレイヤーのHPが尽きないよう気をつけつつ、ハイスコアを目指していくのだろう。

動画内では、Wave間にスキルを習得しているようなシーンも確認できる。本作では、スキルを獲得すると、斬撃の強化や敵の弱体化といった効果が発動。さらに、特定のスキルを組み合わせるとスペシャルスキルが獲得でき、剣の見た目や能力も変化する。スチームパンク風のSteam Sword装備時には、複数の斬撃が一気に飛んでいく様子も映されており、スキルの選択が状況を左右しそうだ。特定の組み合わせで発生する刀には、フォースが感じられそうなSlash Saver、弾も撃てるというBullet Blade、もはや剣ではなく魔法少女の杖Invincible Stickなど、個性的な剣が用意されている。


本作を開発しているkan.kikuchi氏は、ユウラボ氏と共に『ピコンティア』『神巫女』を開発し、個人では奇抜なVR作品をリリースしている国内の個人ゲーム開発者だ。本作は、前作『縦笛なめなめVR』と異なり、硬派なゲームプレイが予想される。一方でねこが登場したり、ゴミ箱の中に縦笛が入っていたりなど、同氏らしい遊び心も込められているようだ。


SLASH OF BULLET』は、VR用タイトルとして、SteamおよびApp Labにて4月から5月の発売が予定されている。なおkan.kikuchi氏によると、Oculus QuestおよびOculus Quest2版については、ゲーム内容は基本的に同じであるものの、オンラインランキングがなく、処理能力の関係でSteam版のほうが全体的に綺麗であるそうだ。