北欧神話オープンワールドサバイバル『Valheim』売上500万本突破。 日本語翻訳も改善され好調続く

 

Iron Gate Studioは3月4日『Valheim』の販売本数が500万本を突破したことを発表した。本作は2月3日にSteamで早期アクセス配信が開始され、2月25日に販売本数400万本を記録していた。約1週間で、さらに100万本を売り上げたことになる。

※ デスメタルバンドAmon Amarthの曲「Shield Wall」を使用したトレイラー


『Valheim』では戦争で命を落としたヴァイキングが、北欧神話の世界「Valheim」へ召喚される。プレイヤーは主神オーディンの宿敵を倒し、「Valheim」へ秩序をもたらすことが目的だ。ゲームシステムとしては、サンドボックス型のオープンワールドサバイバルゲームをベースにしている。木を切って家を建設し、動物を狩って食料にする。金属を採掘・製錬して装備をアップグレードしてゆく。

最大10人で協力プレイが可能で、3から5人でのプレイが推奨されている。マルチプレイはプレイヤーがホストするほか、レンタルしたサーバーか専用サーバーを常設することもできる。自動生成された広大なマップではバイオームごとに異なる植生やモブが発見できる。RPG的な探索や冒険といった要素も色濃いゲームだ。


『Valheim』を開発しているのは、スウェーデンの開発会社Iron Gate Studioだ。大ヒットゲームであるが、たったの5人で開発を進めている。パブリッシャーはCoffee Stain Publishing。『Satisfactory』や『Deep Rock Galactic』をプロデュースしてきたスタジオである。

Iron Gate Studioは、『Valheim』の売上を100万本積み上げるたびにSteamニュースにて発表を行い、同時にそのほかの興味深い統計情報も公開している。全プレイヤーによるゲームの累計プレイ時間は1万5000年になり、Twitchでは3500万時間視聴されたとのこと。配信開始からユーザーからの評価も高く「圧倒的に好評」を維持している本作。Steamのレビュースコアトップ250位にも入り、現在39位にランクインしている。今回500万本売り上げたことで、5人のチームは、1人につきそれぞれ100万本売り上げたことにもなるとも付け加えている。


また3月2日にはミニアップデートとしてパッチ0.147.3が配信された。専用サーバーへの接続が改善されたほか、翻訳も改善されている。具体的には、一部モブの頭の上に表示されている名前が日本語に変更されたようだ。たとえば「Boar」が「猪」へ、「Neck」は「ネック」へ変更されている。さらにテイムした狼の繁殖率が低下。ボスのトロフィーは開始地点にある犠牲の石へ飾ると話し出すことがあるが、その確率も減ったようだ。『Valheim』は、PC(Steam)向けに2050円にて早期アクセス配信中だ。