『Dungeon Defenders: Awakened』Steamにて正式リリース。協力TDハクスラアクションが定価引き下げで再展開

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インディースタジオChromatic Gamesは5月29日、『Dungeon Defenders: Awakened』をSteamにて正式リリースした。価格は3090円。6月5日までプロモーション価格の2626円で購入できる。OSとしては、Windowsに対応している。本作はKickstarterを利用したクラウドファウンディングキャンペーンを経て、2020年の2月21日より早期アクセス配信が行われており、満を持しての正式リリースとなった。

『Dungeon Defenders: Awakened』は、Chromatic Gamesより2011年に発売された原点『Dungeon Defenders』への回帰を試みた、アクションRPGだ。プレイヤーは拠点を守る城兵として、持ち前のスキルや魔法だけでなく、時には罠さえも駆使することで、城の奥に隠されたクリスタルを目当てに押し寄せる、魔物の軍勢を撃退していく。いわばタワーディフェンスゲームに近いシステム設計となっている。

プレイヤーの分身となるキャラクターには得手不得手が反映されたクラスのシステムが備わっており、戦いを通じてレベルを上げることで、さまざまな能力群をアンロックしていくことが可能だ。敵の撃破などを通じて入手できる装備に関しては、ハックアンドスラッシュ要素が実装されている。また本作は最大4人でのマルチプレイに対応しており、ソロの場合とはまた違った、一体感ある協力プレイを楽しむことができる。

正式リリースにあわせて追加された要素としては、古代文明をモチーフにした「Tornado Valley」やワイバーンと戦える城塞「Ramparts」など3マップが登場。全15の戦場を舞台に、バトルを楽しむことができるようになった。さらにはイージー、ミディアム、ハード、狂気、悪夢を超える極限の難易度として「大虐殺」が追加。先述したハックアンドスラッシュ要素と合わせて、やりこみ要素も十分だと言えるだろう。


Chromatic Gamesは早期アクセス配信期間に、本作を遊んだプレイヤーの満足度調査を行い、結果を公開。高い満足度を獲得していると強調していた。またPlayStation4、Xbox One版の発売に関して、今年の第3四半期に検討しているとの旨を発表。先行リリースを予定していたNintendo Switch版に関しては、開発が遅れていることを認めながらも他プラットフォームと同時期に発売予定であると発表している。しかしながら、製品価格を早期アクセス時の40ドル(約4300円)から引き下げ、期待値の低下を試みようとしている点や、一部プレイヤーを専用サーバーに隔離するという施策に不満を抱くプレイヤーがレビューに散見される点など、問題点も確認することができる。

『Orcs Must Die 2』や『Sanctum 2』など、同型の著名ゲームと並び高い評価を得た初作に原点回帰する『Dungeon Defenders: Awakened』。気になる方はチェックしてみてはいかがだろうか。

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