日本語対応の高評価デッキ構築RPG『Deck of Ashes』6月9日Steam正式リリースへ。カード用いて蘇生する頭脳戦ダークファンタジー

 

パブリッシャーBuka Entertainmentは5月20日、デッキ構築RPG『Deck of Ashes』を6月9日に正式リリースすると発表した。本作は2019年4月12日よりSteamにて早期アクセス配信を実施し、1年弱の期間を経て正式リリースに至る形。日本語にも対応しており、リリース後の2週間(6月23日まで)は、アートブックや壁紙、キャラクタースキンなどのデジタルボーナスが含まれる「Day One Edition」が販売される。

『Deck of Ashes』は、灰の呪いに侵されたダークファンタジーな世界を探索するデッキ構築RPGだ。プレイヤーは、デッキの特性やストーリーラインが異なるルシア・スライ・バックなどのキャラクターを選択。限られた時間内に自動生成されるエリアを探索してデッキの強化やアイテムを取得していき、エリアを支配する統治者との決戦に備えていく。


本作では、キャラクターごとに用意された100枚以上のカードでデッキを構築し、ターン制のバトルを行う。戦闘開始とともにデッキから6枚のカードを手札にドロー。カードに設定されたコスト分のマナポイントを消費しながら攻撃していく。本作の特徴として、プレイしたカードは灰(墓地)に送られるようになっており、再度プレイするには蘇生する必要がある。バトル中にカードを蘇生する場合は、デッキのカード枚数が少なくなると現れる「灰の契約」を使用する。「灰の契約」はランダムなカードを5枚蘇生することができる反面、ひずみによってプレイヤーの体力が削られる仕組みになっている。バトルが長引くほど不利になるため、素早くモンスターを倒していくデッキ構築が求められるだろう。また、カードコストが比較的高めに設定されているため、『Slay the Spire』のようなコンボ重視のスタイルとは一風変わった戦略が必要になりそうだ。

バトルに勝利すると、商品を購入するためのゴールドやカード生成などに必要なリソースが入手できる。バトル終了後は一定の休憩ポイントを獲得でき、休息ポイントを使用して体力回復やレシピを用いたカード作成、灰に送られたカードの蘇生が行える。なお、バトルに敗れれば最初からリスタートとなる。死亡時には成績に応じたポイントが獲得でき、新たなカードや特性をアンロックすることができる。


エリア内にはモンスターとのバトルが発生するバトルマスのほか、ランダムイベントが発生するマス、レシピやゴールドが入手できるチェストマス、強力なモンスターや報酬が待ち受けるダンジョンマス、そしてキャンプマスが存在する。キャンプマスでは回復アイテムやステータスアイテムの購入、カードの全蘇生・購入・強化が行える。エリア探索で入手したリソースを消費して、ツリー状に体系化されたキャンプ施設の効果を上げることも可能だ。エリア内のどのマスに移動するかはプレイヤーの自由。カードのレシピを見つける、ステータスを上げる、リソースを見つけてキャンプ施設を強化するなど、探索場所の選択が後の展開に影響を与える重要な要素になっている。


本作の開発を手がけるのは、ロシア・サンクトペテルブルクを拠点とするAYGames。早期アクセス時に寄せられた500件以上のユーザーレビューは「非常に好評」と高い評価を得ているようだ。AYGamesは、ユーザーからの感想やアドバイスをもとに開発を続け、誇らしくリリース日を迎えられたことに感謝の気持ちを述べている。

デッキ構築RPG『Deck of Ashes』は、Steamにて6月9日に正式リリース予定。現在も1520円で早期アクセス中だ。