
初心者成長マニュアル・戦力が低くても戦役で貢献する方法
『シヴィライゼーション: 時代と盟友』で高揚する瞬間のひとつが、大人数で争う壮大なスケールの戦役だ。ただしそれぞれの最大戦力をぶつけ合う戦役では、相手に勝てずに活躍できないことも多い。
そこで本稿では、戦力が低くても戦役で貢献する方法を紹介する。戦役に参加する勇気が出ない、参加してもなかなか活躍できないという人はこの記事を参考にしてみるのもいいだろう。

イギリス文明で足場を早く作る
戦役が始まる前に貢献できる方法のひとつが、「足場作り」だ。戦役では味方とスクラムを組み、相手と押し合い戦線を上げていくのが基本となる。そのため戦役が予想される場合、いかに相手より早く土地を占領し、どれだけ前に拠点を築けるかが重要だ。
土地の占領は味方の領地から10タイル以内の土地にしかできず、基本的には1タイルごとに占領して前線に向かっていくこととなる。この足場作りは戦力を必要としないため、戦役において誰でも貢献できることのひとつだ。

その中でもイギリス文明は足場作りに特化しており、偵察型兵種である「斥候」か「偵察兵」を配備した部隊で土地を占領する際に、土地を2マス分跨いで占領することができる。1マス占領するには3分かかるため、通常は10タイル先の土地まで進むには3~40分程度かかるが、イギリス文明の偵察型兵種であれば常に2マス飛ばしで占領できるため、前線への進行にかかる時間も半分以下になる。その分目的の土地まで早く到着し、足場を固めることが可能となる。

通常部隊の場合

イギリス文明の偵察部隊の場合
なお、前線に到着した後は、なるべく多くの土地を占領しておきたい。特にレベル1の土地は、誰も所有していないものを占領する際には行動力消費が無いが、誰かが所有しているものを占領する際には行動力を15消費する。先にこちらが占領しておけば相手の行動力を削ることができるため、これだけでも相手の妨害になる。イギリス文明でなくとも、前線ではできるだけ多くの土地、特にレベル1の土地を占領することを意識しておくといいだろう。

イギリス文明は他にも部隊の動きをカモフラージュし、敵からしばらくの間見えなくする「秘匿進軍」や、“略奪”コマンドを使用して占領することで、占領した土地に一定時間建造物の建造や兵器の展開をできなくする「拡張と征服」といった、敵をかく乱する文明特性を持つ。戦力が足りないが連盟に貢献したい、もしくはサポート的な役割で支えたい、という場合はイギリス文明を選択し、積極的な足場作りや味方の補助で貢献するといいだろう。


ヘリコプターで敵を一方的に攻撃する
産業時代に入ると「ヘリコプター」、近未来に入ると「武装ヘリコプター」の兵種が解放される。指揮官にこれらの兵種を配備した部隊で「区域制圧」コマンドを実行すると、空中から一方的に地上部隊を攻撃可能だ。コマンド実行中は範囲内に入った敵を自動的・継続的に攻撃できる。なお1回攻撃するごとに2ポイントの行動力を消費し、行動力が尽きるか、敵の攻撃で倒されると帰還する。

ヘリコプターは一度のダメージは低いが、確実に兵力を削ることができるので、前線に待機している敵部隊の妨害になるうえに、味方の部隊が敵を倒せる可能性が高まる。気軽に戦役で貢献できる方法のひとつだ。どんなに強い歩兵部隊でもヘリコプターには対抗手段を持たないため、区域制圧時は積極的に敵軍のエース部隊を狙ってみてほしい。
なお、区域制圧は攻撃ダメージなので、ヘリコプター部隊の英傑は攻撃値が高いものを選び、指揮官以外の英傑には攻撃値ボーナスが高い飛行兵種を割り当てるのがいいだろう。全てヘリコプターで揃えてしまっても良い。

区域制圧は半径2タイル以内が対象なので、コマンドは敵部隊がいる、もしくは敵が来そうな位置で実行するのが良い。しかし制圧中は棒立ちになるので、相手の対空兵器や飛行部隊の警戒に注意が必要だ。対空機関砲(半径4タイル)、対地空ミサイル車(半径5タイル)、飛行兵種の警戒(産業時代まで:半径5タイル、近未来:半径8タイル)などの効果範囲に気を付けながら、できるだけ兵器や警戒の範囲に被らない場所で制圧することをおすすめする。

兵器部隊を展開する
直接敵と戦闘しない、兵器部隊を展開するのも効果的なやり方だ。「トレビュシェット」「射石砲」「大砲」「多連装ロケット」の4兵種は対地兵器であり、それぞれ指揮官に配備することで、遠距離から投石や爆撃で攻撃できる。展開や弾薬の補充には10分かかり、爆撃地点の指定も必要(連続投射を除く)だが、一方的に相手を攻撃可能だ。

また、産業時代の「対空機関砲」か、近未来の「地対空ミサイル車」を指揮官に配備した部隊を展開すると、範囲内に侵入した敵の飛行部隊を自動的に迎撃する。一度展開しておけば行動力消費がなく、範囲内の敵を自動で攻撃するので、放置するだけで相手の妨害になる。5秒に1回攻撃できるので、タイミングや展開位置によっては相当量の戦功を得ることが可能だ。

これらの兵器は敵の撃破までできなくとも、味方の勝率を上げ、敵部隊の抑止力になるので、ヘリコプターと同じく気軽に味方に貢献できるだろう。もし対地と対空どちらかで迷った場合は、需要が高い対空兵器を編成するのがおすすめだ。
兵器部隊を編成するうえで特に工夫は必要ないが、部隊の総兵力がダメージに影響するので、可能なら英傑や、王立子弟学校のレベルを上げておくのがいいだろう。

展開位置に関しては、最前線に展開するとすぐ地上部隊の攻撃で倒されてしまう可能性があるため、最前線が範囲内に入るギリギリの位置で展開するのがおすすめだ。また、味方の領地でも敵の歩兵部隊が行軍すると兵器が破壊されてしまう可能性があるため、行軍できない要塞(空港)タイルの上や、防壁の裏に展開しておくとさらに安心だ。
なお前線は常に変動するため、定期的に戦況を確認し、構築された前線に合わせて、もしくは自身の前線を構築して兵器を再展開しておくといい。ちなみに展開した兵器はいつでも格納可能だが、再展開に対地兵器は10分、対空兵器は3分かかるため注意してほしい。


戦役は自分の部隊の“お披露目会”。まず前線に出てみる
これまでは直接敵と戦わずに戦役で貢献する方法を紹介してきたが、実は最もおすすめしたいのは、「とにかく自分の部隊で前線に出てみる」ことだ。
戦役では途方もなく強い部隊が前線で熾烈な争いを繰り広げていることが多いため、自分が行っても活躍できないのではないか、足を引っ張るだけではないか、と臆している人も多いだろう。しかし実際には前線に出て全く活躍できない、ということはあまりない。

仮に敵の部隊に勝てなくても、少しでも兵力を削ることで他の仲間が倒せる確率を上げることができる。また前線に出ているのは敵のメイン部隊だけではないので、鍛え抜かれた部隊でなくても勝てることが往々にしてある。強い部隊の戦いの合間を縫って、漁夫の利で相手の土地を占領することもできるだろう。戦役は団体戦であり、参加さえすれば何かしらで味方に貢献できる。

また、戦役というと命がけで必死に戦っているように思えるが、実際にはそれぞれの部隊の“お披露目会”のような意味合いも持っている。普段NPCとしか戦わせない、自分なりの最強の部隊が、他のプレイヤーにも通用するのか。戦役はそれを確かめるために、それぞれの「最強」を披露し合う場でもあるのだ。自信のない自分の部隊が大活躍することもあり得るし、仮に負けても新たな編成のヒントを得られるだろう。

何より多数の部隊が入り乱れて混沌とする戦役に最前線で参加し、勝ち負けで一喜一憂するのは、本作の最も楽しい瞬間のひとつだ。この感覚を得ずに見守るだけではもったいない。兵力や行動力に少しでも余裕があれば、まずは戦役に参加してみてほしい。
ちなみに前線に出る際はいきなり自分の都市から前線に出るのではなく、まず一番前線に近い味方の都市か連盟要塞に「移動」してから参戦すると士気が下がりにくく、移動時間も短縮されるため効果的だ。さらに前線に近い土地に空いている場所があれば占領し、要塞(空港)を建設しておくとさらに効率が良いだろう。

なお、連盟や軍団のチャットでは、実際の前線での作戦や戦況がやり取りされることも多い。動き方に迷った場合はこちらも確認しておこう。

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『シヴィライゼーション: 時代と盟友』は、「シドマイヤーズ シヴィライゼーション」シリーズの世界観を継承し、人類史に沿って文化・文明を発展させていくモバイルSLG(シミュレーションゲーム)だ。現在iOS/Android向けに、基本プレイ無料で配信中。