Nintendo Switch向けRPG『エグリアリバース』発表、12月16日発売へ。ブラウニーズが手がけ生まれ変わるすごろくRPG


ブラウニーズは11月19日、新作RPG『EGGLIA Rebirth(エグリアリバース)』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch。ダウンロード専用タイトルとして12月16日に配信される。価格は税込み2200円。


『エグリアリバース』は、ブラウニーズが手がけるすごろくRPGだ。原作となるのは、2017年よりスマートフォン向けに配信中の『EGGLIA』である。本作では、ユーザーインタフェースや操作面をNintendo Switch向けに最適化。演出面が大幅に強化され、新たな住人やイベントといった新要素も追加される。

本作の舞台は、王国エグリアが存在した世界。かつてさまざまな種族が幸せに暮らしていた大地は、王国滅亡を避けるため、無数のたまごへと封印されていた。その後月日が流れ、世界にただひとつだけポツンと浮かぶ小島で出会ったのは、記憶を失った鬼族の少年「チャボ」とエルフの少女「ロビン」。ふたりはたまごに封印された世界を取り戻すため、仲間と共に数々の冒険を繰り広げていく。


本作の特徴は、自由なワールドマップ構築だ。ゲーム開始時の世界は、何もないまっさらな世界。プレイヤーはストーリー進行やクエストクリアによって、エグリアの世界が封じ込まれたたまご「ニーベルエッグ」を入手。ワールドマップにて入手したニーベルエッグを割り、封印された世界を次々に解放していく。森・湖・海といったたまごから解放される世界は、プレイヤー好みに配置できる。特定条件で世界を隣接させると、秘密のフィールドが現れることもあるようだ。配置は何度でも変更できるため、試行錯誤して秘密のフィールドを見つけよう。

たまごから解放した世界には、新たなモンスターや植物が多数存在する。さまざまなフィールドを自由に冒険し、未知なる素材を手に入れよう。フィールド上の冒険には、サイコロを用いたユニークなシステムを採用。敵とのバトルではすごろくのようにサイコロを振り、サイコロの出目に応じて攻撃の威力が変化する仕組みになっている。また、解放した世界には拠点となる街が存在する。街は冒険で集めた素材を消費して発展させることが可能。最初は広い空き地のような街が、さまざまなショップや大勢のキャラクターで賑わう活気あふれる場所へと変貌していくのだ。このような街づくり要素も、本作の魅力のひとつといえる。


Nintendo Switch向けとなる本作では、原作のタッチ操作からコントローラー操作へと変更。より直感的かつ快適な操作性を実現し、自由に街を散策できるようになったとのこと。操作変更に伴い、各種インターフェースもほぼ作り直されたようだ。またバトルバランスや入手アイテムの調整、イベントフラグの変更など、コンシューマー向けにゲームバランスも再調整されている。

新要素として、原作にはなかった約20個の新イベントを追加。街に新たな住人や仲間も登場するという。また遠景描写や細かな仕草といった表現を強化し、仲間たちの表情やカットイン演出も追加される。演出面を大幅に強化することで、ストーリーへの没入感が高められているようだ。


本作はブラウニーズ初のパブリッシングタイトルとなる。総監督およびキャラクターデザインは同社代表の亀岡慎一氏、背景グラフィックは同社アートディレクターの津田幸治氏が担当。『聖剣伝説』『マジカルバケーション』シリーズなどを世に送り出した、オリジナルスタッフの面々が集い開発されている。

ちなみにオリジナル版『EGGLIA~赤いぼうしの伝説~』は、2017年4月にスマートフォン向けにリリース。同作は2018年8月にサービスが終了し、同日スタンドアロン版となる『EGGLIA~最期のたまご~』の配信が開始された。その後2019年2月1日より、運営会社がDMM GAMESからブラウニーズへと変更されている。

今回の発表にあたって亀岡氏はコメントを寄せた。パブリッシングタイトル第1弾であり設立10周年記念作品でもある本作が、多忙な1日の終わりに、少しでも皆さんの疲れた心と身体を癒してくれるような場所になればという想いを込めて開発に臨んだ、と語っている。さまざまな改善点や新要素によって生まれ変わった本作に期待を寄せたいところだ。

エグリアリバース』は、Nintendo Switch向けに12月16日配信予定だ。




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