Nintendo Switchシステムアップデート13.0.0配信開始。ついに「Bluetoothオーディオ」に対応

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任天堂は9月15日、Nintendo Switch本体のシステムアップデート13.0.0を配信した。これにより、Bluetoothオーディオに対応した。

このほか、10月8日発売予定のNintendo Switch(有機ELモデル)に同梱されるLAN端子付きのドックのソフトウェア更新機能や、スリープ中の有線インターネット接続を維持する設定を追加。さらに、スティックの補正について、スティックを一定方向に倒し続けることで開始するよう変更されている。

今回のシステムアップデートの目玉となるのは、Bluetoothオーディオへの対応だろう。Nintendo SwitchにはBluetoothチップが搭載されていることは知られていたが、これまでオーディオ出力には対応していなかった。そのため、USB Type-C端子に接続するBluetoothアダプタが周辺機器メーカーから発売されている。しかし、今後はそうしたアダプタなしでBluetoothヘッドフォンなどを利用可能となるわけだ。

設定画面に「Bluetoothオーディオ」の項目が新たに追加されており、ここから所有するBluetoothデバイスの登録(ペアリング)が可能。登録した後は、Bluetoothデバイスの電源を入れた際に、Nintendo Switchに自動的に接続されるようになる。なお、対応するBluetoothのプロファイルはA2DPで、コーデックはSBCとのこと。Bluetoothオーディオのマイク入力には対応しない。接続方法などの詳細は公式サポートページを確認してほしい。以下、詳細について任天堂公式サイトより引用:

13.0.0(2021年9月15日配信開始)
「設定」に以下の機能を追加しました。
「Bluetooth®オーディオ」に対応しました。
Bluetooth®で通信するヘッドホンやイヤホン、スピーカーなどをNintendo Switchと接続して使用できるようにしました。

Bluetoothオーディオ使用中は、接続できる無線コントローラーが2個までとなるほか、ローカル通信との併用はできません。

Bluetoothオーディオ機器のマイク入力には対応していません。

Bluetoothオーディオ機器によっては音声の遅延が目立つ場合があります。


「本体」に「ドックの更新」を追加し、Nintendo Switchドックのソフトウェアを更新できるようにしました。
更新できるNintendo SwitchドックはNintendo Switch(有機ELモデル)に同梱しているLAN端子付きのドック[HEG-007]のみです。

Nintendo Switch Liteにはこの機能は追加されません。

スリープ」に「スリープ中の有線インターネット接続の維持」を追加しました。
この設定が「ON」の場合、有線でインターネット接続をしている本体がスリープになっても常にインターネットへの接続を続けるため、スマートフォンなどからソフトや追加コンテンツを購入した場合などにすぐにダウンロードが開始されます。
「OFF」にすると一定間隔ごとにインターネットに接続してダウンロードなどを行う動作に変わりますが、その分消費電力が低下します。
※この設定の初期値は「ON」です。

※システムバージョンが13.0.0未満の場合の動作は、この設定が「ON」のときと同じです。

「コントローラーとセンサー」の「スティックの補正」において、補正の開始方法を変更しました。
従来の「スティック押し込み」から、「スティックを一定方向に倒し続ける」方法に変更しました。

「インターネット」において、無線でインターネットに接続しているときに使用している電波周波数帯(2.4GHz/5GHz)を確認できるようにしました。

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