キツネアクション『TUNIC』新体験版がSteamにて期間限定配信中。『ゼルダの伝説』を彷彿とさせるゲームプレイと探索をお試し


パブリッシャーのFinjiは8月26日、インディー開発者Andrew Shouldice氏が手がけるアクション・アドベンチャーゲーム『TUNIC』の体験版をSteamにて配信した。gamescomに合わせて開催中のイベント「Indie Arena Booth Online」の施策のひとつであり、8月28日までの期間限定配信となる。

本作の主人公は、小さなキツネの剣士。とある島の海岸で目覚めた彼は、古代遺跡やダンジョンなどを探索し、さまざまな敵と戦うこととなる。本作は、ローポリゴングラフィックを採用しながら、被写界深度や光の表現を工夫することで、カワイくも美しいビジュアルを実現。そしてゲームプレイは、『ゼルダの伝説』からの影響を強く感じさせるものとなっている。


今回配信された体験版は、今年6月にXbox One向けに配信されたものと同じ内容で、ちょうど1年前にSteamにて配信された体験版からさらにコンテンツが拡充している。主人公のキツネは最初は何も装備しておらず、島を探索しながら装備を集めることとなる。序盤には木の棒を入手し、これで敵と戦えるように。敵は体当たりしてくるものや、飛び道具を放ってくるもの、あるいは剣を振り回すものや、設置型のタレットのような敵などもいる。

少なくとも体験版の範囲では主人公の体力はそれほど多くなく、一方で敵の攻撃は激しいため、油断するとすぐに死んでしまうだろう。敵の攻撃動作を上手く見極めて、ドッジロールで回避し反撃していこう。敵の同士討ちを狙った立ち回りも有効だ。もし死んだ場合は、その場に所持金を落としてチェックポイントからやり直し。ふたたびその場所に帰ってくると、お金を回収できる。チェックポイントでは体力を回復できるが、倒した敵も復活してしまう。


探索を進めると、より強力な武器である剣や、敵の攻撃を防げる盾も入手可能だ。なお、ドッジロールや盾を使用するとスタミナを消費し、ゲージがゼロになると自動回復を待たねばならない。剣は、木の棒とは異なり、地面に生えている草や小さな木を刈ることができる。これによって新たな道がひらけ、それまで到達できなかったエリアにアクセスできることも。この体験版のどこかには強大なボスが存在し、またいくつかの秘密も隠されているという。

『TUNIC』のSteam向け体験版は、8月28日まで配信中だ。なお、キーボード操作は仮実装となっており、ユーザーによるマッピングは不可。製品版では対応するとのことだ。グラフィック設定も、製品版にて実装予定である。