『Apex Legends』「54時間ぶっ通し」でブロンズからApexプレデターまで駆けあがるストリーマー現る。走者は、「史上最高ダメージ」で知られるあの人

Image Credit : iiTzTimmy
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Apex Legends』にて、一度の配信でブロンズからApexプレデターまでランクを駆けあがったストリーマーが登場した。その所用時間、54時間ノンストップだという。その背景には、さまざまなドラマが存在していたようだ。 
 

 
今回のランクマッチマラソンに挑んだのは、アメリカのストリーマーであるiiTzTimmy氏。かつてプロゲーマーとしても活動していた、著名な『Apex Legends』プレイヤーである。「The memer streamer」を自称しており、ネット上で話題となる離れ業プレイを続々と披露。今年2月にはホライゾンを使い、一試合で累計9069ダメージを叩きだすという偉業を達成。確かな実力をもつ記録保持者として、一層その名を知らしめることとなった。 

そんなiiTzTimmy氏が今回挑んだのは、「一度の配信までブロンズからApexプレデターまでランクを上げる」という挑戦だ。『Apex Legends』のランクマッチには、全部で7段階のランクが存在している。最低ランクから始めて上位750名の最高ランクまでたどり着くのは、それだけでも至難の業だ。それにも関わらずiiTzTimmy氏は、一度のストリーミングマラソンで一挙に最低ランクから最高ランクまで昇り詰めようという挑戦にチャレンジしたのである。
  

* iiTzTimmy氏の日本語公式チャンネルより。 

 
マラソンは現地時間で8月14日(土曜)にスタート。ブロンズの4から開始したiiTzTimmy氏は、野良でパーティを組んで初陣に挑む。今回のチャレンジは使用レジェンドをパスファインダーに固定しての挑戦となった。安定したキル数を確保するため、激戦区を避けて堅実なプレイでRPを獲得していく。普段の活動時からランクは下がったとはいえ、iiTzTimmy氏の実力は健在。安定したエイムで次々と敵を屠り、着実にRPを蓄積。幾度となくチャンピオンを勝ち取りながら、シルバー、ゴールド、プラチナとそつなくランクを上げていった。 

とはいえ5段階目ともなるダイアモンド帯になると、さすがに簡単には上昇できなくなっていく。月曜日は、実に丸一日をダイアモンド帯攻略に費やすこととなった。なおストリーミングの間、もちろんiiTzTimmy氏は水やコーヒーの摂取、食事やトイレなどの休憩はとっている。しかし、それ以外の時間はほぼすべてワールズエッジ降下にのみ集中。ようやくマスターランクに突入した時点では、すでにプレイ時間は47時間を突破。このとき視聴者数は10万人を突破していた。 
 

Image Credit : iiTzTimmy

 
そしてマスターランク攻略には、さらに7時間を要することとなる。プレデターも目前というマッチでの戦いは熾烈を極め、終盤リングにて屋内に立てこもっていたところ、敵が突入。狭い空間での混戦を余儀なくされる。そして激戦のすえ、あえなくキルされてしまうiiTzTimmy氏。バナーを味方のブラッドハウンドに託し、固唾をのんで見守ることとなる。すると、最後の最後でブラッドハウンドが鬼神のごとき連続キルを達成。猛烈な勢いで残りの敵部隊を殲滅し、見事チャンピオンを勝ち取るに至った。この勝利によってApexプレデター入りを達成。あわやと思われたiiTzTimmy氏も、これには胸を押さえて破顔を押さえきれない様子であった。 
 

*動画の6時間26分ごろを参照。

 
偉業を達成した後のiiTzTimmy氏は、喜びと脱力の入り混じったダウナーな表情が趣深い。「たったの54時間30分しかかからなかったね」とジョークを交えつつ、チャット欄の視聴者たちと歓喜を分かち合っていた。このときの視聴者数は14万7000人を超えている。その後、Twitterにもマラソン走破の結果を報告。コミュニティや友人、家族への感謝の言葉を語っている。そしてこの偉業に対しては、なんと『Apex Legends』公式Twitterアカウントも反応。長きにわたるチャレンジを走り切ったiiTzTimmy氏に贈られた言葉はずばり、「二度と54時間ぶっ通しで遊ばないでね」であった。 
 

 
数々の凄技を見せてきたiiTzTimmy氏が、フィジカル・メンタル・テクニックすべてにおいて圧倒的な強さを見せつけた今回のチャレンジ。今後も腕を磨き続けるiiTzTimmy氏の活躍に期待したいところだ。 ただし長時間のぶっ通しプレイは健康に悪影響を及ぼす可能性があることは、重々注意していただきたい。

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