Nintendo Switch本体更新12.0.3配信取り止め。問題発生も、配信再開

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任天堂は6月8日、Nintendo Switchバージョン12.0.3を配信開始した。Nintendo Switchのシステムの安定性や利便性を向上させる“おなじみ”の本体更新であったが、その後異変が発生しているようだ。というのも、バージョン12.0.3はその後配信が取り止めとなったようだ。


12.0.3は、いわゆるマイナーアップデートだ。任天堂もサポートページにて「より快適にお楽しみいただけるよう、システムの安定性や利便性を向上させました」と記すに留まっている。この記述自体はいつもどおりであるが、よく見ると少し様子が異なる。というのも、同ホームページでは「現在、一時的に12.0.3の配信を見合わせております」と記載されている。6月8日17時40分頃に追記されたという。


任天堂は、本体更新の配信を取り止めた理由について明らかにしていない。あくまで憶測となるが、バージョン12.0.3配信後から、SNS上では2123-1502もしくは2123-1516といったエラーコードが出て、ゲームをアップデートできないといった報告が寄せられている。似た番号である2123-0301の事例でいうと、ネットワークに関連したエラーコード。任天堂のサポートページでは「インターネット接続機器(ルーターなど)やインターネットサーバーの問題で、正常に通信できなかった場合に表示される可能性がある」とされている。


もちろん任天堂公式が発表していない以上、推測に過ぎない。ただし、なんらかの問題が起こっており、本体更新配信が取り止められるという珍しい事態が起こっている見方が有力。6月8日には『フォートナイト』にて大型アップデートが実施され、6月9日には『マインクラフト』の大型アップデートが配信されている。人気作のアップデート実施時に、アップデートエラーが発生すると、騒ぎは大きくなりかねない。混乱を防ぐために一度本体更新を取り止めた、という可能性はありそうだ。そのほか、任天堂公式サポートTwitterアカウントのもとには、microSDカードに付随したトラブル報告も寄せられている


現在Nintendo Switchではバージョン12.0.3は配信されていない。現時点で何かを気をつける必要はないだろう。すでに本体更新を済ませ、エラーに遭遇してしまった方は任天堂の発表および対応を待つのがよさそうだ。


【UPDATE 2021/6/9 12:45】
任天堂は6月9日、Nintendo Switch本体バージョン12.0.3の配信を見合わせていると正式に報告した。12.0.3に更新済みの本体を利用する場合は、環境によってはネットワーク接続ができなくなる状況を確認しているとのこと。対応を検討しているそうだ。

【UPDATE2 2021/6/9 20:55】
任天堂はNintendo Switch本体バージョン12.0.3の配信の配信を再開した。12.0.3に更新した後、ゲームソフトや更新データのダウンロード中にエラーが出てダウンロードが停止してしまう場合は、該当ページを参考にしてほしいと案内している。

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