『Apex Legends』チーター対策、日本担当者を募集開始。国内特化のチート一掃作戦が本格始動か

 

Respawn Entertainmentは4月22日、『Apex Legends』におけるチーター対策の日本担当者の募集を開始した。現在Respawn Entertainmentにてセキュリティ担当を務めるConor Ford氏がTwitterで告知を投稿している。
 

 
募集されているのは、「日本語が堪能なゲームセキュリティアナリスト」。『Apex Legends』におけるチート対策を率先してサポートすることになるという。作品に対する深い理解と反チートの精神、そしてゲームセキュリティに対する熱意をもち合わせていることが求められている。具体的な業務内容としては、報告されたチートや不正行為、ゲームに悪影響を与えるさまざまなおこないを調査するという。また調査結果を文書化し、伝達することも仕事となる。Electronic Artsと連携し、リソースを効果的に活用しながらチーターと戦うのだ。

チート対策の実行だけでなく、内部におけるプロセスや改善案を文書化し、提案などもおこなう。さまざまなメトリクスやKPIを監視し、ゲームに影響を与える不適切な行動を特定するなど、データを見ながらの仕事にもなるようだ。チーターやチーターコミュニティを監視し、最新の傾向や活動をまとめたり、必要であれば周囲に警告するためにフラグを立てたりすることもある。このほか、新規のチート対策の手法やプロセスの実施をアシストすることも業務内容となる。
 

 
職務において得られるスキルとしては、「さまざまな種類のチートの知識・動作(特にFPSゲーム用)に関する基本~中級知識」「チート対策技術」「レンダリング、ネットワーク、データベースなどを含むオンラインゲームに関係する経験」「Pythonなど、スクリプティングに使われうるプログラミング言語の知識」などを獲得可能。また歓迎条件としては「SQLを使用した大規模なデータセットのクエリの経験」「アカウントのセキュリティと乗っとりのトレンドに精通していること」「アカウントまたはセキュリティ関連の懸念事項について顧客と協力した経験」などが挙げられている。

Ford氏は今年2月、日本国内の『Apex Legends』プレイヤー向けにメッセージを発信。日本サーバーにてチーター対策の集中的な対処をおこなったと伝えた。さらに3月には、国内配信者の渋谷ハル氏がランクマッチにおけるグリッチ不正使用の状況について訴え、Ford氏が反応。シーズン8スプリット2では日本プレイヤーのために対応すると答えており、本問題を解決するための(特に日本向けの)計画があると明かしている(関連記事)。このとき語られた「(特に日本向けの)計画」の一端として、今回日本におけるチーター対策担当者を募集開始したのかもしれない。
 

 
チーター対策担当の応募はこちらから受け付けている。日本語・英語に堪能で我こそはという方は、挑戦してみてもいいだろう。