NVIDIA「GeForce RTX 3060」発表。国内価格は4万9980円と、新世代GPUでもっとも安価

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NVIDIAは1月13日、Ampereアーキテクチャを採用する新世代GPU「GeForce RTX 30」シリーズの新モデルとして「GeForce RTX 3060」を発表した。同日配信されたスペシャルイベントGeForce RTX: Game Onにて明らかになったかたち。販売価格は329ドル(国内価格は4万9980円)。2月下旬より順次販売が予定されている。

GeForce RTX 3060は、NVIDIAの第2世代RTXアーキテクチャ「Ampere」を採用するミドルレンジモデルのGPUだ。シリーズ内の位置づけとしては、昨年12月より販売されているGeForce RTX 3060 Tiの下位モデルとなる。その性能は、2世代前のPascal世代の人気GPUであったGeForce GTX 1060と比較して、約2倍のレンダリング性能を誇るという。


主な仕様としては、3584基のCUDAコアを搭載。ベースクロックは1.32GHz、ブーストクロックは1.78GHz。メモリは12GBのGDDR6、バス幅は192bit。消費電力については、新世代GPUを搭載する「GeForce RTX 30」シリーズのなかでもっとも低い170Wだ。それにあわせて推奨される電源ユニットも550Wとなっており、これまで同シリーズ製品でもっとも消費電力が抑えられたGeForce RTX 3060 Tiを上回る。

GeForce RTX 3060はリアルタイムレイトレーシングや、Tensorコアを用いるAIレンダリングテクノロジーであるNVIDIA DLSSに対応。対応ゲームのフレームレートを高めつつ、美しく鮮明な画像品質を実現する。またゲームプレイ時の遅延を低減するNVIDIA Reflexや、AI機能によってライブストリーム時のノイズ除去や品質向上を図るNVIDIA Broadcastにも対応している。そのほか、最大8K解像度の出力もサポートしており、GeForce RTX 3060 Tiに引けをとらない性能を持つ。


スペシャルイベントGeForce RTX: Game On内では、1080p解像度におけるGeForce GTX 1060、GeForce GTX 2060との具体的な性能差が示された。『ディビジョン2』においては、2世代前のGeForce GTX 1060が40fps前後、前世代のGeForce GTX 2060が70fps前後であったのに対して、本製品は80fpsを超える描画を実現するという。またDLSS対応タイトルである『ウォッチドッグス レギオン』や『サイバーパンク2077』においては、レイトレーシングON設定で60fps以上の描画が可能だ。本製品は1080p解像度の環境下において最新ゲームの快適なプレイを実現する、魅力的なGPUとなりそうだ。

なお、GeForce RTX 3060の国内価格は4万9980円と、GeForce RTX 3060 Tiの5万9980円よりも1万円安い。「GeForce RTX 30」シリーズにおいて、もっとも安価なモデルとなっている。今までシリーズ製品を手にしていなかったユーザーにとっては、パワフルな新世代GPUを試す絶好の機会といえるかもしれない。

GeForce RTX 3060」は、2月下旬より順次販売予定だ。

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