セガがParadox Interactiveとパートナーシップを締結。第1弾として、クライムSLG『Empire of Sin』をPS4/Nintendo Switch向けに国内発売へ


セガは9月25日、公式配信番組「セガアトラスTV」を放送。この中で、スウェーデン・ストックホルムに拠点を置くパブリッシャーParadox Interactiveとパートナーシップ契約を締結したことを明らかにした。今後、Paradox Interactiveが手がけるタイトルを、セガブランドとして日本やアジア向けに展開していくとのこと。

その第1弾として、クライムストラテジーゲーム『Empire of Sin エンパイア・オブ・シン』が発表。PlayStation 4/Nintendo Switch向けに、2021年春に国内発売する。

『Empire of Sin エンパイア・オブ・シン』は、『DOOM』の生みの親として知られるJohn Romero氏が設立したRomero Gamesが手がけるストラテジーゲームだ。舞台となるのは、禁酒法が施行されていた1920年代のアメリカ・シカゴ。無情な犯罪がはびこる地下世界にて“罪の帝国”を築き上げる。

プレイヤーは、アル・カポネ、ステファニー・セント・クレア、ゴールディ・ガノーなど、実在または架空の14人のマフィアボスのひとりとしてギャングを組織。潜り酒場や供給網、カジノなどの施設の戦略的な管理といったビジネスの機知、あるいは残忍性や街中にとどろく悪名によって、シカゴの地下世界の経済を動かしていく。街には敵対するギャングも存在し、ターン制バトルにて縄張りを守ったり拡大していくことも求めれる。どのような手段でトップに上り詰め、その座に君臨するのかはプレイヤー次第である。


セガは国内外の多数のメーカーとパートナーシップを結び、日本などで作品の流通・販売をおこなっており、今回新たにParadox Interactiveが加わった。Paradox Interactiveというと、『Crusader Kings III』や『Surviving Mars』『Pillars of Eternity』『Hearts of Iron』シリーズなど、ストラテジーゲームを中心に取り扱うパブリッシャーとして知られている。これまでにも、作品によってはコンソール版が国内発売されることもあったが、セガとの提携により、今後はよりコンスタントに日本で発売されることとなりそうだ。

『Empire of Sin エンパイア・オブ・シン』は、PS4/Nintendo Switch向けに2021年春発売予定だ。