『ロケットリーグ』9月24日から基本プレイ無料で提供へ。クロスプログレッション対応などをおこなう事前アップデートを9月17日配信


デベロッパーのPsyonixは9月16日、現在PC/Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One向けに配信中の『ロケットリーグ(Rocket League)』について、日本時間9月24日0時から基本プレイ無料化すると発表した。また、この事前準備を兼ねたアップデートを、9月17日に配信する。

『ロケットリーグ』は、ロケットカーと呼ばれる車を使ったサッカーゲームだ。巨大なボールに体当たりしてゴールを目指す分かりやすさや競技性の高さなどにより、2015年の発売以来大きな人気を獲得。2017年4月時点で1000万本を超える売り上げを記録し、また独自のeスポーツリーグも開催されている。これまでは売り切りモデルと少額課金を組み合わせて運営されてきたが、今回基本プレイ無料化されることとなった。

基本プレイ無料化に際しては新たにシーズン1が開始。同じスケジュールにて、いわゆるバトルパスであるロケットパスも利用可能だ。新要素としては、まず刷新されたトーナメントが挙げられる。Competitive Tournamentsと呼ばれており、地域ごとに複数のトーナメントが開催され、ランクに基づいて振り分けられた全32チームでの勝ち抜き戦を楽しめる。また、指定の目標をこなすことで報酬を得られるチャレンジ機能も刷新。ウィークリーチャレンジでは、毎週水曜日に3種類のチャレンジが用意される予定だ。シーズンやイベントごとのチャレンジも存在する。

このほか、アイテムショップでは「Endo Starter Pack」「Jäger Pack」というアイテムパックが販売開始予定。なお、本作の日本版では、これまでクレジットの購入などの少額課金ができない状態にあったが、今回の基本プレイ無料化にあたって解禁となる予定だ(関連記事)。また、PS4/Nintendo Switch版では、PS PlusやNintendo Switch Onlineに加入しなくてもオンラインプレイが可能となる(関連記事)。


冒頭で述べた事前アップデートでは、プラットフォームをまたいでゲームの進捗を同期できるクロスプラットフォームプログレッションに対応予定。Epic Gamesアカウントを使い、プレイ中の各プラットフォームのアカウントに接続することで、それまでに入手したアイテムやブループリントなどを同期できる。ただし、マリオをテーマにした車などプラットフォーム独占のアイテムや、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のような版権物のDLC、クレジットは同期不可である。

新たな機能のほかにも、プライベートマッチへのHeatseekerモードの追加、トレードアップ時のアイテムプールの拡張、低難易度Botの追加、ソロスタンダードの削除、Mercのヒットボックス調整、クイックチャット機能の刷新なども実施。また、既存プレイヤーに『ロケットリーグ』ブランドの全DLCなどをプレゼントすることが以前発表されていたが、これもこのアップデートと同時におこなわれるそうだ。

開発元PsyonixがEpic Games傘下に入った縁からか、『フォートナイト』とのコラボが実施されるようだ。詳細は来週発表予定。


『ロケットリーグ』は、PC/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに配信中で、9月24日から基本プレイ無料化する。なお、これに合わせてPC版はSteamでの販売を終了し、Epic Gamesストアを通じた提供に移行予定だ。Steam版のプレイヤーはそれ以降もプレイ可能で、今後のアップデートなどのサポートも継続される。