Nintendo Switch/PC対応アーケードスティック「8BitDo Arcade Stick」海外発表。有線/無線両対応、業務用パーツへの交換にも対応


ゲーム周辺機器メーカーの8BitDoは9月1日、Nintendo SwitchとWindows PCに対応するアーケードスティック「8BitDo Arcade Stick」を海外向けに発表した。価格は89.99ドル(約9500円)で、10月20日に発売する。


「8BitDo Arcade Stick」は、Nintendo Switch/Nintendo Switch LiteとPC(Windows 7以降)に対応し、本体天面のスイッチにて即座に切り替え可能。PCではXinputとして認識される。接続方式は、Bluetoothおよび同梱の受信機を使用する2.4GHzの無線接続、そしてUSB Type-Cによる有線接続の3種類をサポートする。無線プレイ用に1000mAhのバッテリーを内蔵しており、2.4GHz接続時には40時間、Bluetooth接続時には30時間プレイ可能。フル充電時間は4時間とのこと。

どことなくレトロ感漂うデザインを採用する筐体は、サイズは303x203x11.5mmで、重量は2.1kg。メインの8ボタンには30mmボタンを採用しており、いわゆるフルサイズのアーケードスティックである。使用パーツの詳細は明かされていないが、ジョイスティックと30mmボタン、24mmボタンについては容易に交換可能な設計となっており、裏蓋を外せばアクセス可能。業務用筐体や本格的なアーケードスティックではおなじみの、三和電子製やセイミツ工業製などのパーツに交換することができるとしている。


天面右上に配置されている黒い24mmボタンはマクロ機能用。専用アプリにてコマンドを登録してボタンにアサインしておくと、ゲームプレイ時に1ボタンでコマンド入力が可能になる。また、アプリではボタンレイアウトのカスタマイズも可能とのこと。そのほか、ジョイスティックには通常の左スティック以外に右スティック、十字キーを割り当てることができ、こちらは天面奥のスイッチにて切り替え可能。連射機能も用意する。ちなみに、8ボタンの脇に表示されているA/B/X/Yなどの表記は裏からLEDで照らしており、Nintendo SwitchとPCを切り替えると、対応するボタン表記に表示が変わるギミックを搭載しているそうだ。

Nintendo Switch向けのアーケードスティックは、本格的なものとなると選択肢が少ない状況にある。一方で、対戦格闘ゲームやシューティングゲーム、その他アーケードゲームの移植など、アーケードスティックでプレイしたいタイトルは充実しつつある。「8BitDo Arcade Stick」は、そうしたゲーマーに向けた貴重な選択肢のひとつとなりそうだ。日本で使用する場合には技適を取得しているかどうかがネックとなるが、幸い有線接続にも対応する。

8BitDo Arcade Stick」は、10月20日に海外で発売予定だ。米国Amazonにて予約受付を開始している。