ARモバイルゲーム『The Witcher: Monster Slayer』発表。「ウィッチャー」の世界を舞台にした、基本プレイ無料の位置情報活用RPG


CD PROJEKTの関連会社Spokkoは8月27日、『The Witcher: Monster Slayer』を発表した。同作は「ウィッチャー」の世界を体験できる、基本プレイ無料のARモバイルゲーム。位置情報を使ったRPGであり、対応プラットフォームはiOS/Android。日本国内における正式リリース予定は未定となっている。

https://youtu.be/TJONQYsru1c


『The Witcher: Monster Slayer』は、リヴィアのゲラルトの時代よりもさらに遡った世界を舞台とするARゲーム。見慣れた現実世界が、AR技術によってダークファンタジーの世界へと変貌する。プレイヤーは怪物退治を生業とするモンスタースレイヤーとなり、過酷な「ウィッチャー」の世界を冒険。現実世界の時間帯や気象条件を利用して怪物たちを追跡・研究・討伐しながら、周囲の世界を探索する。強力な霊薬やオイルを調合し、爆弾や怪物のエサを生成したり、キャラクターをアップグレードしたりして戦闘に備えるのだ。

AR戦闘は一人称視点で展開。剣術や「印」を使って敵と戦うことになる。「ウィッチャー」シリーズでおなじみの怪物だけでなく未見の怪物も登場。倒した敵の頭部は戦利品として収集する。身近に潜む怪物との戦闘だけでなく、「ウィッチャー」シリーズを元にしたストーリー性の高いクエストも充実しているという。シリーズの強みである物語部分にも力を入れつつ、世界観を堪能できるARゲームとなりそうだ。


開発を担当するSpokkoは、ポーランドに拠点を置くモバイルゲームの開発スタジオ。これまでに共同創設者Rafał Staszewski氏の名義で10以上のモバイルゲームをリリースしており、2018年にはCD PROJEKTが株式の過半数を取得。CD PROJEKTの関連会社となった。その際のプレスリリースにてCD PROJEKTは、Spokkoが、CD PROJEKTのブランドのひとつを使った興味深いアイデアを持ってアプローチしてきた旨が記されている。察するに、Spokkoが提示したアイデアというのが、「ウィッチャー」シリーズを元にしたARゲームなのだろう。

The Witcher: Monster Slayer』はiOS/Android向けに開発中。日本国内でのリリース予定は未定となっている。