魔法アクションRPG『Little Witch Nobeta』Steamにて990円で早期アクセス開始。小さな魔女は、古城の中で真実を探す

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台湾のインディーゲームスタジオPupuya Gamesは6月24日、『Little Witch Nobeta』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはSteamで、価格は990円。日本語に対応している。7月1日までの1週間はセールが実施されており、10%オフの891円で購入できる。

『Little Witch Nobeta』は、小さな魔女が魔法を駆使して古城を探索する、魔法3DアクションRPGである。主人公のノベタは、とある目的のために古いお城へやってきた小さな魔女。ノベタは、玉座へたどり着くことで彼女自身の謎が解き明かされると考えており、古城の中へ足を踏み入れる。また、彼女を玉座まで導いてくれる黒猫を探し、黒猫と行動を共に。古城の探索を進めていく中で、断片的に小さな魔女の秘密が明らかとなり、シリアスなトーンで物語が展開していく。

ノベタがやってきた古城の中には、生魂と呼ばれる黒い影のようなモンスターが徘徊しており、小さな魔女へ襲いかかってくる。驚異に対して、ノベタは即時発動できる魔法と、詠唱の必要な詠唱魔法を使って対抗。詠唱魔法の発動には、詠唱完成までの時間とちょっとした隙があるものの、元素魔法の属性に応じた強力な魔法が撃てる。

詠唱はキャンセルできるほか、詠唱中でも杖を使った近接攻撃と回避はでき、近接攻撃をあてるなど魔力を回収すると詠唱の完成も近づく。敵の強力な一撃を食らったりなど、詠唱を止められてしまうこともあるが、相手の隙をついて強引に詠唱魔法を放つことも出来るわけだ。最初から使える魔法は、詠唱魔法で貫通する魔砲を撃つアーケンのみ。古城を進んでいくと、2段ジャンプが可能になるウィンド、連射と詠唱魔法でマルチロックできるアイス、ファイア、ライトニングといった元素魔法が使えるようになる。

また、古城の中には強大なボスも潜んでいる。ボスは豊富なHPと強力な攻撃パターンを持っており、苦戦を強いられるものの、相手の攻撃をしっかり見ていれば回避可能。古城の探索中も、気を抜くと敵に囲まれて窮地に立たされることもあり、アクションゲームとしてのやりごたえも本作の魅力の一つだろう。

早期アクセス版では、全6ステージから3ステージ分が収録。探索を進めていくと、壊れた人形を含めた新しい敵や魔法を使ったギミックも登場する。敵を倒すと手に入る魂素を消費して、生命力や精神力といったステータスを強化する要素もある。

主人公ノベタが可愛らしく仕上げられていることも、本作の特徴だ。スクリーンショットや動画でも確認できるように、小さな魔女の魅力が3Dモデルで表現されている。さらに、スタミナが切れると思いっきり転んだり、魔砲の発動時に反動で少し飛ばされたりなど、モーションにもこだわりが感じられる出来栄えで、丁寧に作り込まれている。またノベタ以外に、少女の外見を持った敵も登場するようだ。

本作を開発しているのは、台湾のインディーゲームスタジオPupuya GamesのPupuya氏だ。同氏がプロデューサー/プログラム/3Dデザインを担当。2017年6月にUnityを採用して『Little Witch Nobeta』の開発をスタートし、3年間開発が続けられてきた。Steamのストアページによると、早期アクセスを開始するのはフィードバックを得ることも理由なようだが、開発期間中作者(おそらくPupuya氏)の収入がほとんどなく、早期アクセス配信によるゲーム開発のサポートもあげられている。早期アクセス期間は、1年から2年程度。正式リリース時には価格改定も予定されている。また日本語翻訳は、台湾在住のTarian氏が担当している。『Little Witch Nobeta』は、Steamにて現在891円で早期アクセス配信中だ。

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