『あつまれ どうぶつの森』プレイヤーによってデザインが違う「マイル家具」には一定の法則性が存在した。完全なランダムではない

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『あつまれ どうぶつの森』の家具コレクターの中には「マイル家具」集めに奔走している方もいるのではないか。マイル家具とは、島の案内所にあるタヌポートから得られる家具。マイルと引き換えに交換することができる。このマイル家具群については、プレイヤーによって得られるデザインが異なっている。自販機から風力発電機、プールなど。似ているようで、どこか違うのだ。自分の思い描くコーデを実現する上で、特定のデザインのマイル家具を求めるべく、インターネットを通じた交換などに精を出すプレイヤーも見かける。これらのマイル家具については、完全にランダムであるとされていたが、その法則を人力で発見したプレイヤーがいるようだ。

この法則性を発見したのは、RedditユーザーのPraiseHolo氏。自分の島のレイアウトとデザインが気に入らなかった同氏は、2時間以上にわたり何度もゲームをやり直すという、いわゆる“島リセマラ”をしていた。そうするうちに、とあるルールに気がついたのだという。そのルールとは、一部のマイル家具が飛行場の色と関係しているというものだ。島の飛行場はランダムに色が決定されるが、その飛行場の色によって手に入るマイル家具が変わると提唱している。


たとえば、もし飛行場の色が青ならば、おかしのじはんきの色はグレー。緑色の飛行場の場合は、オレンジといった次第。具体的に飛行場の色によって決定されるのは、がいとう、でんちゅう、おかしのじはんき、こうえんのとけい、ソーラーパネル、ふうりょくはつでんき、かいじゅう、まわるコーヒーカップの8種類のようだ。実際に検証したところ、筆者の島にはオレンジ色の飛行場があるが、がいとうは白色であることが確認できた。かいじゅうの色は茶色。こうした法則性については、PraiseHolo氏が作ったチャート画像を見るのが手っ取り早いだろう。

Image Credit : PraiseHolo

飛行機の色に関連しているのは、上の4カテゴリーのみ。そこから下は、グループの法則性を示している。たとえば、ピンク色のじはんきが手に入るユーザーは、黄色の灯台を手に入れられる。かせつトイレが赤色のユーザーは、かんこうぼうえんきょうが緑色といった次第。スプリングゆうぐについては、完全に独立しているようだ。これらはまだグループ化されているだけで、島の何かの色と関連しているといった因果は解明されていない。一方で、グループ分けされている事実そのものは、興味深い事象であるだろう。

この発見で何ができるかというと、マイル家具の交換呼びかけがしやすくなる。たとえば赤色のかいじゅうが欲しければ「青の飛行場の人」と呼びかければいい。自分がどのマイル家具を持っているのか、確認する作業はなかなかに面倒なので、友人などにもお願いしやすい。そのほか、グループ分けされたことで、青色のじはんきを飾っている友人に、赤色のとうだいをねだるといったことができるかもしれない。実際にこうした法則性がどこまで有益かどうかは別として、自力でルールを見つけたPraiseHolo氏の根気と分析はたいしたものだろう。同氏は、島生成時にシード値が生成され、それに基づいてランダム要素が決定される。飛行場の色は、そうした法則の目に見える要素のひとつではないかと推測している。


今回解明されたのは飛行場の色と、8種類のマイル家具の関連性。グループ化されたマイル家具は、何と紐付いているのかはまだ解明されきっていない。『あつまれ どうぶつの森』の島はたぬき商店の発展や季節イベントによって変化し続けている。今後、島にまつわるランダム要素の法則が、さらに発見されていく可能性はありそうだ。

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