地下鉄駅管理シム『STATIONflow』4月15日に正式リリースへ。構内を自由に整備し、ダンジョン駅を行き交う乗降客を誘導


DMM GAMESは3月27日、現在Steamにて早期アクセス販売中の地下鉄駅管理シミュレーションゲーム『STATIONflow』について、4月15日に正式リリースすると発表した。

https://www.youtube.com/watch?v=DCyCkbc4PB0

『STATIONflow』は、地下鉄駅の構内を自由にデザインして、改札とホームを行き来する乗降客の流れを管理するシミュレーションゲームだ。初期状態のマップには、電車が乗り入れるプラットフォームと改札のみが配置されており、それらを繋ぐように通路を建設すれば改札がオープン。電車に乗ろうと駅を訪れる客と、電車から降りて改札へと向かう客が現れる。

乗降客はAIによって自律的に行動し、それぞれが目的の場所を持っている。そのため、通路を作れば終わりというわけではない。要所要所に案内板を設置して、どの方向に何番出口や何番ホームがあるのかなどを示してあげるのだ。客を観察していると不満を示す吹き出しが現れることがあり、その内容を確認すれば、より適切な案内板の配置が見出せる。実際の駅でも、案内板が無かったり不親切な内容だったりして迷ってしまった経験があるだろう。

駅の建設を進めていくことで構内は拡張。地下階層が深くなり改札やプラットフォームが追加され、さらなる乗降客を呼び込むことができるようになる。また建設できる設備や施設も増えていき、たとえば自販機やトイレ、レストランなどを建設できるように。自ずとそれらを求める客も現れるため、上手く導いてあげるのだ。混雑が発生していれば、通路の拡張や経路の追加・見直しも必要となるだろう。

建設にはコストがかかり、一方で乗客の改札通過時や売店などでは収益を上げることが可能。まさにダンジョンのように地下鉄駅の構造が複雑さを増していくなか、多くの乗降客を駅に受け入れ、それぞれの客がスムーズに目的の場所に向かえるような流れを作っていきながら、より多くの利益を追求するのだ。

本作は、コナミで『ナインティナイン・ナイツII』などを手がけ、現在はDMM GAMESに所属する藤井隆之氏がプロデュースする作品。小規模チームにて開発に臨み、ゲームディレクターを務めたSzabó Marcell氏がゲームデザインから実装までほぼひとりでおこなったという。藤井氏は今回の発表の中で、ぜひ本作を楽しんでほしいと述べ、さらに「100万人以上の乗降客を幸せにしてみてください」とプレイヤーに挑戦状を送っている。

『STATIONflow』は、4月15日にSteamにて正式リリース予定。多数の新要素を用意しており、詳細は後日発表するとのことだ。日本語への対応も以前明らかにしていたため、正式リリースのタイミングで追加されることを期待したい。