大空ソーシャルアドベンチャー『Sky 星を紡ぐ子どもたち』Nintendo Switch版正式発表、2020年内リリースへ。クロスプレイ実現も目指す


thatgamecompanyは3月18日、「Indie World Showcase」にて『Sky 星を紡ぐ子どもたち(以下、Sky)』をNintendo Switch向けに正式発表した。国内でもリリースされる予定。『Sky』は、iOS/Android(一部)向けにリリースされているソーシャル・アドベンチャーゲーム。他プラットフォームでも展開することが示唆されてきたが、この度正式に公にて披露された。なおNintendo Switch版は、同作が発売される「最初のコンソールゲーム機」になるという。リリース時期は2020年内。

『Sky』は、『Flowery』『風ノ旅ビト』を手がけてきたthatgamecompanyによるソーシャル・アドベンチャーゲーム。基本プレイは無料で、アイテム課金形式を採用している。プレイヤーとなるのは、星の子どもだ。星のこどもとなり、星座から落ちてしまった星々や生き物たちを助けながら、他のプレイヤーたちと協力しながら荒廃した王国に希望をもたらしていく。美しい世界を堪能しながら探索していくthatgamecompanyらしさはそのままに、オンラインを介したソーシャル要素を導入。探索などを介して光を筆頭としたアイテムを集めつつ、最大8人でのマルチプレイで他者と協力したりコミュニケーションしたりしながら、つながりを深めていく。

『Sky』は、『Flowery』の世界の美しさや『風ノ旅ビト』のつながる要素など、同社の過去作の要素が巧みにブレンドされており、馴染みがありながらも新しいソーシャルゲームに仕上げられている。App Storeにおける2019年のベストiPhoneゲームに選ばれるなど高い評価を得ており、絶賛サービス展開中。シーズンイベントが導入されたりコンテンツが追加されたりと、ライブサービス型のゲームとして運営されている。日本でも熱烈な支持を得ており、全世界でも「3番目くらいに大きな規模のグループ」になるほどの人気っぷり。

今回の「Indie World Showcase」やNintendo Switch版の発表に際しては、Nintendo Switch版の映像も公開されている。『Sky』の世界の美しさを残したまま移植作業がおこなわれている印象だ。特に表題にもある空や雲の表現においては、圧倒的な美しさを誇る『Sky』。同作は幅広いスペックのモバイルデバイスで動くようにチューニングされているので、うまく世界の美しさを保ったまま、Nintendo Switch向けにも最適化してくれていることだろう。なおコンソール移植にあたっては、クロスプレイ対応を目指す旨の発表もされている。モバイルプレイヤーや今後展開されるプラットフォームのプレイヤーとも、つながっていけるようになるのだろう。

Nintendo Switch版『Sky』は、国内向けに2020年に発売予定。なお今回の移植発表に際しては、同作が全世界累計1000万ダウンロード、そして国内100万ダウンロード達成したことも報告されている。これを記念して、日本時間2020年3月19日16時から同3月23日15時59分までの期間中、ゲーム内では「シーズンキャンドル2倍キャンペーン」が実施される。モバイル版の活気あるプレイヤーベースに、新たな風が吹き込まれていきそうだ。なお『Sky』について興味が湧いた方は、弊誌インタビューを参照あれ。
【UPDATE 2020/3/18 8:20】
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