『ポケットモンスター ソード・シールド』クリスマスに、マジカル交換にて“非公式プレゼント”が流れ出す


『ポケットモンスター ソード・シールド』にて、現地時間12月25日より、マジカル交換にて“非公式”なプレゼントが流れ出すようだ。Euorgamerなどが報じている。『ポケットモンスター』においては例年、クリスマスデーおよびボクシングデーにて、一部コミュニティのユーザーによって「オペレーション・デリバード」と題してマジカル交換(ミラクル交換)により、プレゼントが流されてきた。その試みは、最新作となっても続けられるようだ。

マジカル交換をするには、Nintendo Switch Onlineに加入する必要がある

今年の「オペレーション・デリバード」の呼びかけ人とされているのは、TwitterユーザーのDiana Soreil氏。「ポケモンファンベースの人々が、御三家やバージョン限定のポケモンをミラクル交換に流す、例年のイベントをクリスマス(12月25日)と12月26日にまたやってくれると信じています。たくさんの子供たちが、クリスマスにゲームを手に入れるでしょうからね。」とコメント。同投稿は1万以上のRTを獲得しており、コミュニティが再び団結しているようだ。

このイベントの意義はやはり、プレゼントとなるポケモンを世界中の人々に贈るということだろう。クリスマスということで、子供を対象とする意図もあるようだが、プレゼント対象は子供に限られているわけではない。見知らぬ人とランダムにポケモンを交換するマジカル交換システムを利用し、少しレアなポケモンを全世界のユーザーへと届ける。それがプレゼントになるわけだ。プレゼントとみなされるのは、前述されているような御三家ポケモンやバージョン限定のポケモンのほか、色違いポケモンやクリア後に入手可能なポケモンも対象であるという。Redditユーザーの中には孵化余りを流すトレーナーもいるようで、ある程度特別であればこれといった厳しい条件はないようだ。

呼びかけ人であるSoreil氏は、6年前に『ポケットモンスターX・Y』をプレイしていた時に、プレゼントとして色違いのメタモンを受け取り、非常に感激したという。そうした経緯から5年前より「プレゼントを贈る側」としてイベントに参加し始めたとのこと。今年に入ってはすでにミミッキュ300体をマジカル交換に流したという。今回のイベントにかける意気込みは強いようで、というのも、『ポケットモンスター ソード・シールド』に全ポケモンが登場しないことが確定してから、コミュニティにネガティブムードが蔓延していたことに心を痛めていたという。ポジティブで優しい雰囲気をもたらすために、今回のイベントでも精を出すのだろう。

マジカル交換は、ミラクル交換をベースとしながら、リアルタイムでの交換プロセスを省いたシステム。どのようなポケモンがやってくるか、楽しみにしながらこの交換システムを利用する方も多いだろう。どの程度のユーザーが参加するかは未知数であるが、現地時間12月25日から26日(日本時間12月25日17時~27日17時)にかけては、マジカル交換にて特別なポケモンを見かけることが多くなるかもしれない。もちろん、プレゼントとなるポケモンを用意して贈る“サンタ側”になり、世界中のユーザーを喜ばせてみるのもいいだろう。こうしたコミュニティ主導のイベントも、『ポケットモンスター』のひとつの楽しみ方なのだ。

なお『ポケットモンスター ソード・シールド』では、公式が一足先にクリスマスプレゼントを提供している。ワイルドエリア内のポケモンの巣に、デリバードが大量出現しており、マックスレイドバトルでデリバードを倒すと、報酬の「けいけんアメ」が通常よりも多くもらえるイベントが開催されている。