銃と麻薬のJRPG『Orangeblood』2020年1月14日発売へ。4人の少女たちが、架空の沖縄で銃撃戦を繰り広げる トロピカルサグライフシミュレーター

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弊社アクティブゲーミングメディアが運営するインディーゲームパブリッシャーPLAYISMは12月10日、Steam/PC版『Orangeblood』を2020年1月14日に発売すると発表した。『Orangeblood』は、Grayfax Softwareが手掛ける、銃撃と少女のJRPG。当初は2019年秋の発売が予定されていたが、品質向上を理由に11月に発売延期が発表されていた作品だ。先行して報じられていたとおり、1月に発売されるPC版以外にも、PlayStation 4/Nintendo Switch/Xbox One版の発売も予定されているが、コンソール版の発売時期については後日改めて発表される。

『Orangeblood』は、架空の歴史を辿った20世紀末で描かれる、トロピカルサグライフシミュレーター。舞台となるのは、麻薬と硝煙の香りが漂う沖縄近海の人工島「ニュー・コザ」だ。主人公は、謎多き少女ヴァニラ・ヴィンセント。ヴァニラは、凶悪なギャングや殺人ロボットなど、危険が蔓延る「ニュー・コザ」へ交換条件に受けたミッションのためやってくることになる。ヴァニラ以外のメインキャラクターは、DJの南海原マチコ。香港三合会・江湖酒店に所属する武術の天才、白蘭花。北日本共和国の愚連隊・霞ヶ浦連合の幹部、矢沢叡智。汚い金と銃が似合う4人の少女たちは、何のために戦い、戦いの果てに何が待っているのだろうか。

猥雑な建造物。複数の言語が入り混じった看板。路地裏へ一歩踏み込めば麻薬の売人が待っていそうな、怪しげで異国情緒あふれる世界。ドットによって、架空の人工島「ニュー・コザ」が綿密に描き込まれており、想像力を掻き立てる。また、本作の世界観を支えるBGMは、オーストラリア人コンポーザーのMilo St. Clare-Holmes氏が作曲しており、延期発表の際に公開されたMVで視聴できるほか、DLCとしてオリジナル・サウンドトラックの配信が発表されている。

本作を開発しているのは、以前は漫画家として活動していたGrayfax氏だ。2017年に、同氏のアカウントにて、『RPGツクールMV』でゲームを制作中だというツイートが公開されて以来、開発が続けられてきた。現在は開発がほとんど完了しているのか次回作へ向けたラフスケッチや、少女がライフルを撃っている動画が公開されている。同氏の描く世界観が気に入った方は、『Orangeblood』はもちろん、次回作にも注目しておくと良いかもしれない。

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なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。