“ポケモンライク”な『Temtem』2020年1月21日にSteam早期アクセス配信へ。オンライン協力も可能、運要素を省いたモンスター育成RPG


パブリッシャーHumble Bundleは12月6日、『Temtem』を2020年1月21日に早期アクセス配信開始すると発表した。『Temtem』は、スペインを拠点とするゲームスタジオCremaによるモンスター育成RPG。コンソール版の発売を控えているが、まずはSteamにて早期アクセス配信される。

『Temtem』は、モンスターを育成するRPGだ。浮遊島Airborne Archipelago島に住まう、Temtemと呼ばれるキュートなモンスターを捕まえ、育てて進化させ戦わせていく。Temtemは最近デジタル化される技術が導入されており、液晶パネルの中から飛び出し、バトルの場へと登場する。Temtem使いのテイマーたちと戦いを重ねて力をつけ、8人の“道場主”と悪の組織Belsotoを倒すことを目指す。

戦闘はターン制となっており、ターン毎に行動を選択。戦闘は2vs2を特徴と、2vs1や1vsでも戦えるという。Temtemたちはそれぞれ属性を持っており、たとえばファイアはネイチャーに強かったり、メンタルはメレーに強かったり、エレクトリックはウォーターに強かったりと、相性を考えてモンスターを戦闘の場に出すことが重要になる。『Temtem』では成長や進化と同様に、モンスター同士を組み合わせて繁殖させることも可能。子供モンスターには、親のステータスや技の一部が受け継がれるという。ただ注意したいのは、繁殖を繰り返すほど親モンスターが劣化していく点。つまり、1匹のモンスターによって複数回しか繁殖ができないことになる。計画的な遺伝と子作りが必要になりそうだ。

本作の最大の特色は、大規模なマルチプレイを導入するという点。オンライン要素を導入していることにより、多数のプレイヤーと共に世界を探索できる。ストーリー自体を協力プレイで進められるほか、対戦も可能。また「戦闘におけるランダム性の排除」も特徴としてあげられる。急所や命中率の概念を排除しており、運に左右されない戦闘が繰り広げられる。また属性のタイプは12種類に単純化されていたり、モンスターの指定や禁止ルールを導入するランクマッチを追加していたりと、さまざまな要素が盛り込まれている。

『Temtem』は、かなりポケモンライクな作品に仕上がっている。草むらに入ってモンスターと出会う要素を含めたゲームシステムは“まさにそれ”。色違いモンスターも登場するという徹底ぶり。一方で、協力プレイを含むオンライン要素や、運要素の排除など独自の特徴も備わっているようだ。早期アクセス配信時には3つの島を探索可能とのこと。正式リリース時には、PlayStation 4/Nintendo Switch/Xbox Oneでの発売も予定されている。

『Temtem』は2020年1月21日に、Steamにて早期アクセス配信開始予定だ。日本語にも対応予定だ。