幾何学アートな探索パズル『Manifold Garden』10月18日に配信へ。7年間の制作を経て独創ゲームがついに完成

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個人クリエイターWilliam Chyr氏は10月17日、『Manifold Garden』を現地時間10月18日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Epic Gamesストア)およびApple Arcade。そのほか、SteamPS4での発売も予定されている。Epic GamesストアとApple Arcadeでのローンチは時限独占になるようで、Steam版は2020年10月の配信が予定されている。

『Manifold Garden』は物理と空間の再構築が謳われたパズルアドベンチャーゲームだ。本作の世界には、オランダの巨匠マウリッツ・エッシャーのだまし絵を参考とした建造物が存在しており、実生活とは異なる物理法則が働く独自の空間を探索する。世界は全方向が無限に続いており、足場から落下時にはスタート地点に戻される。 重力を操作し視点を変更して、空間を異なる視点で捉えよう。目に見えるもの、すべてが足場なのだ。プレイヤーはこの“宇宙の法則”を理解し、荒れた世界に植物と生命を復活させていく。

ゲームプレイとしては、一人称視点で空間をさまよう。前述したように重力を利用したギミックが存在するほか、リリース日告知トレイラーでは、オブジェクトを置いて道を切り開いたり、水流にのって移動するといったバリエーション豊かな謎解きが確認できる。かなりユニークがパズルが用意されているだろう。

『Manifold Garden』は、もともとはエッシャー作品に関連した「Relativity(相関性)」というタイトルであったが、権利問題の関係で『Manifold Garden』に変更。開発者のChyr氏はこれまでデザイナーとしてホテルやショッピングセンターなどの構造物をデザインしてきた過去を持つ。しかしデザインのみならず、シカゴ大学では経済学と物理学を専攻しており、アートを美術的な視点でも理科的な視点でも解釈できる多彩な才能を持っている。また、学生時代はジャグリングやマジシャンといった芸を披露するサーカス団員としても活躍していたようだ。

2012年からプロジェクトがスタートしたことを考えると、開発期間は7年に及ぶ。弊誌で報じてから約4年が経過するなど、かなりの時間が費やされ制作されてきた『Manifold Garden』。発売日は明日とやや急であるが、独創的なパズルゲームの発売を楽しみにしておこう。

 
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