『ドラゴンクエストビルダーズ2』で『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の世界を再現したプレイヤー現る

 

『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島(以下、ドラゴンクエストビルダーズ2)』にて、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の世界を再現したプレイヤーが現れ、海外で話題を呼んでいる。プレイヤーの名はBenXC氏。YouTuberとして活動しており、とにかく『ドラゴンクエストビルダーズ』シリーズが大好きで、一貫して「ビルダーズ」の動画を投稿している生粋の建築家である。動画投稿の傍らで進められてきたプロジェクトが、この度公開された。

同プロジェクトは、『ドラゴンクエストビルダーズ2』にて『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の世界を作ってしまおうというド派手な計画だ。基本的には、光の世界がベースになっているようだ。草原や森のようなフィールドはもちろんのこと、村や山といった大掛かりな場所まで手作りで再現されている。カカリコ村は屋内の内装までこだわって作られており、デスマウンテンや東の神殿周辺といった高低差の複雑な構造の場所まで完璧にカバー。ハイラル城もまた精巧に構築されている。

左がオリジナルの光世界、右が氏の再現した世界 Image Credit : mikesrpgcente

BenXC氏は全体の構想を決め、原作の場所の特色にあわせてブロックやオブジェクトの種類を策定。ひとつひとつ手作業でブロックを置くという、気の遠くなる作業が続けられてきたわけだ。実際にこの世界でプレイしたところ、さすがにダンジョン内部までは作られていないものの、圧倒的な作り込みが感じられた。掲示板からID: npyrd8ZJVMで検索をかけることで、この世界に足を運ぶことができる。『ドラゴンクエストビルダーズ2』はやや見下ろし視点で進行することが多い3Dアクションゲームとなっており、プレイフィール自体も『ゼルダの伝説』の近いかたちでプレイできるのではないだろうか。ただし敵などはいない。

制作においては、半年以上の期間が費やされているほか、150時間以上がかけられている。植えられた木々の数は2500本以上に及ぶ。手作業で置かれたブロックの数30万個以上。その作業過程もまた動画にて公開されており、こだわりや苦労の端々が垣間見える。100の高さまでブロックを置くことができたり、滝を作ったりこともできるという最新作だからこそできた再現だといえる。『ドラゴンクエストビルダーズ2』と、そして『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』へのただならぬ愛情を持って、世界が作られたのだろう。

ただし、こうした世界はユーザーにより作られた優れた建築の中のひとつである。『ドラゴンクエストビルダーズ2』においては、自由度の高い建築がもたらされており、ビルダーズギャラリーのサイトをひと目みるだけで、数多くの優れた作品が確認できる。#再現してみた タグで検索してみれば、そのほかにも興味深い世界の数々を見つけることができるだろう。