『シヴィライゼーション VI』向けバトルロイヤルモード「Red Death」発表、配信開始。文明を作らず荒廃の地をめぐる異色コンテンツ


2K GamesおよびFiraxis Gamesは9月10日、『シヴィライゼーション VI』における2019年9月アップデートを実施し、PC版に新モード「Red Death」を実装したと発表した。「Red Death」は、『シヴィライゼーション VI』にバトルロイヤルを導入するマルチプレイコンテンツ。文明を作るのではなく、荒廃した地をめぐり他プレイヤーを排除し、最後のひとりになることを目指す。

「Red Death」の舞台となるのは、荒れ果てた世界。空気は汚染され、大陸の緑は失われ、海は酸で覆われている。そんな世界にて、最大12人で生き残りを目指して争う。なおCPU戦も可能で、少人数で遊ぶ際には人数にあわせたマップが選ばれるという(PC Gamer)。ゲームシステムはターン制となっており、プレイヤーたちは同時に行動を選択していく。

プレイヤーはカルト宗教信仰者やマッドサイエンティスト、ミュータントなどを選び、サバイバルを始める。旅路においては無力な民間人と行動を共にするが、この民間人こそが戦いの鍵を握る。彼らが死んでしまうとゲームから脱落してしまうからだ。ゆえに民間人を守るような動きが求められる。危険地域が世界を侵食しており、他プレイヤーの動きを見ながら安全地域へと逃げ延びる必要もある。世界各地を動き、見捨てられた都市や投下される資源の獲得などを経て戦力を増強。体制を整えて進軍し、最後のひとりになることを目指すのだ。生き残ったひとりのプレイヤーは、宇宙船に救済されこの恐ろしい惑星から抜け出せるという仕組み。

『シヴィライゼーション VI』の核となる文明構築や内政といった要素を排除しつつ、基本システムを残しながらもバトルロイヤルゲームに仕上げられた「Red Death」。バトルロイヤルゲームの主流はシューティングで、ターン制の歴史ストラテジーというジャンルに同要素が持ち込まれた点はなかなかにユニーク。あくまで本編とは独立したマルチプレイ向けコンテンツであるので、通常のプレイに物足りなさを感じたプレイヤーなどは試してみるのもいいだろう。