『ポケットモンスター ソード・シールド』新ポケモン発表をうけ、世界的ロックバンドKISSのメンバーが反応し興味津々

 

株式会社ポケモンは8月7日、『ポケットモンスター ソード・シールド』における新情報を公開した。「ガラルのすがた」の存在や悪役となるエール団、ライバルのビートやマリィなど多くの新情報が伝えられていたが、新ポケモンについても熱い目線が寄せられている。そのポケモンとは、タチフサグマだ。

タチフサグマは、旧作でもおなじみのジグザグマおよびマッスグマが、ガラル地方の影響を受けて育ち、独自の進化を遂げたポケモン。つまるところ、マッスグマからの進化する新ポケモンだ。ガラル地方のマッスグマは、他の地方に比べて、同種間の競争が激しく、過酷な環境下に生きている。そのような環境で育まれた生存本能によって、タチフサグマへの進化を獲得したとのこと。挑発して相手の攻撃を誘い出し、腕をクロスさせて攻撃を防ぐ「ブロッキング」などを特徴としている。

あくタイプを獲得したマッスグの上半身に、人の体をくっつけたようなタチフサグマのビジュアルデザインは、シリーズの中でもかなり独特で注目を集めていた。そしてその人間チックなデザインにより、とある有名人に激似しているとしSNSで話題となっていた。人気ロックバンドKISSのメンバー、ジーン・シモンズ氏だ。KISSはアメリカを拠点とする世界的人気のロックバンドで、顔を黒白に塗るコープス・ペイントが特徴。代表曲に「デトロイト・ロック・シティ」などがあげられる。メンバーはそれぞれ異なるコープス・ペイントをつけているが、ジーン・シモンズ氏のデザインや服装のデザインが、タチフサグマにそっくりであると話題を呼んだのだ。

画像で比較してみると、確かに似ている。ジグザグマの頃からロック/メタルみのあるデザインを感じさせるが、より“人間”に近いフォルムをしているタチフサグマが、氏に似ているとされているのは、どことなく理解できるのではないだろうか。早速国内外Twitterにてネットミーム的にふたつの比較画像が投稿され、タチフサグマはファンアートにおいても、バンドマンとして描かれるようにも。さらに興味深いのは、ジーン・シモンズ氏自身がこの話題に目をつけたという点だ。

氏は自身のTwitterにてタチフサグマの画像を引用し「welp(ええっと)」とコメント。さらに自身と新ポケモン/ライバルらを並べる画像を引用し、ポケットモンスター海外公式Twitterアカウントにメンションしている。またCNETが公開したシモンズ氏とタチフサグマの比較を面白がる記事についても引用しており、興味津々。興味を示しているというより、目をつけた表現したほうが適切かもしれない。

というのも、シモンズ氏は音楽活動以外でも“稼ぐ”ことに熱心なアーティストであるといわれている。Twitterなどが発展し、ちょっとしたファンのジョークがすぐに本人に届くこの時代。今月25日で70歳となるシモンズ氏が、Twitterを介してタチフサグマと比較されることを単純に喜んでいるのか、新たな“ネタ”にしようとしているのか。氏の意図が気になるところだ。