『Anthem』戦利品ドロップやエリシアン庫の調整を図るアップデートが4月近日配信へ。サポート運の仕様説明も予定


【UPDATE 2019/04/09 7:00】
『Anthem』のアップデート1.0.4.02が配信開始。使用していないジャベリンの専用ギア/MODがドロップする現象を修正。エリシアン庫の報酬がミッション後すぐにインベントリーに表示されない問題も修正された。

【原文 2019/04/08 11:06】
Anthem(アンセム)』にて現地時間4月8日に最新アップデートが配信される予定だ。同作では3月末に大型アップデートが配信されたばかり(関連記事)。装飾アイテムが含まれた報酬箱(エリシアン庫)や高難度のレジェンダリーミッションの追加、戦利品ドロップの調整を図るものであった。来たる4月8日のアップデートでは、戦利品のドロップをさらに調整。使用していないジャベリンの専用ギア/MODがドロップする確率が「大幅に低下」するという。

たとえばストームを使用中は、基本的にストームの専用ギア/MODもしくは共用ギア/MODがドロップし、他ジャベリンの専用ギア/MODはほとんどドロップしなくなる。これらのギアやMODがドロップすること自体は仕様どおりであるが、その確率は開発陣が想定していたよりも高かったため、このたび調整が図られるとのことだ。

Jesse Anderson氏によると、同アップデートでは、ストロングホールドのボス討伐後の報酬として追加されたエリシアン庫について、入手した報酬がミッション後すぐに表示されるように調整されるとのこと。エリシアン庫から得た報酬については、ゲームを再起動しないとインベントリーに表示されないという不具合が報告されており、こちらの修正を意図したものかと思われる。そのほかニュースフィード欄が空欄になる不具合もあわせて修正されるとのことだ。詳細なアップデート情報は後日公開される。

またAnderson氏は「サポート運」にも言及している。同作では戦利品のボーナス効果として、高レアリティ戦利品のドロップ率を上げる、サポート運という項目がある。だが、その具体的な仕様は提示されていない。この点、上述したAnderson氏は、サポート運の仕様を明確に説明できるよう、チーム内確認を進めていくと述べている。戦利品のドロップ率と深く関わる項目だけに、プレイヤーとしても関心は高いだろう。4月8日以降も『Anthem』の無料アップデートは続き、4月中には新しいストロングホールド「The Sunken」の追加、5月には「The Cataclysm(天変地異)」の始まりが予告されている。

なお『Anthem』の開発過程については先日、元従業員・現従業員による証言をまとめた詳細レポートが海外メディアのKotakuより公開されている(関連記事)。その報道を受けてBioWareのゼネラルマネージャーであるCasey Hudson氏が、記事内で語られた労働環境・従業員の健康問題は実際に起きている問題であり、それらの改善がスタジオとしての最優先事項であると伝える社内メールを送信したと、KotakuのJason Schreier記者より改めて報じられている

2014年にBioWareを一度退社し2017年に復帰したHudson氏は、そうした労働環境の問題を解決すべくリーダー陣の立て直しを図ることが、BioWareに復帰した理由のひとつであったと、Twitter上でも語っている。まだ改善すべき点は残っているが、働きがいのある職場環境をつくることがBioWareにとっての最優先事項であると、社内・社外向けに共通のメッセージを発信していることからも、Kotakuによるレポートは真実に近かったのだとうかがい知れる。