『Slay the Spire』ついに正式リリース。ファンに愛されヒットしたデッキ構築RPG

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インディースタジオMega Crit Gamesは1月24日、Steamで早期アクセス販売していた『Slay the Spire』を正式リリースした。正式リリースにともない、価格は15.99ドルから24.99ドル(2570円)へと引き上げられている。早期アクセスの期間中には、日本語も実装済み。正式リリースにあたっての大型アップデートはなく、UIの細かな調整やバグ修正がはかられている。

早期アクセス終了にあわせて、恒例となっていたWeekly Updateはしばらくの休止がはかられ、より多くの人々に遊んでもらうため、他プラットフォームへのリリース準備に注力するという。また今後もアップデートは続けられるといい、たとえばPC版では入り切らなかったいくつの要素も存在するとのこと。これらの詳細は、また改めて紹介されるようだ。先日には、Steam ワークショップに対応したことも発表されており、手軽に多彩なModを導入できる。

『Slay the Spire』はデッキ構築をしていくローグライトなRPGだ。プレイヤーは、「アイアンクラッド」「サイレント」「ディフェクト」といったキャラクターを選び、自動生成されるマス型ダンジョンへと潜り込む。マスを進めて敵を倒しイベントをこなすことで、新たなカードやレリックを入手する。イベントマスにたどり着けばランダムイベントが発生。商人マスに止まれば商人アイテムを購入し、休息マスにたどり着けばHP回復やカードを強化することができる。カードを集めながら強化を進め、自分だけのオリジナルデッキを作り出すのだ。

『Slay the Spire』は3年以上開発されており、はれて正式リリースされることになる。Steam早期アクセス配信直後からその面白さがじわじわとクチコミを呼び、2018年の売上上位ランキングにランクイン(ブロンズ)に上り詰めるほど。ゲームの面白さはもちろんのこと、常にコミュニティの声を聞き、Weekly Updateを続け、ファンアートを紹介するなど交流を忘れなかった、ユーザーを大切にするMega Crit Gamesの姿勢が、ヒットの背景に存在したことに言及しなければならないだろう。

なおすでに発表されている、国内発売も予定されているNintendo Switch版についてMega Crit Gamesは、来月中に発売日を発表できるだろうとTwitterに返答している。『Slay the Spire』は、Steamにて2570円で販売中だ。

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